TARGET frontier 開発日誌
TARGET frontier 開発日誌




2002.10.26

TARGET MAXIMUMですが、現在最後のテスト中です。IPAT関係があるので、開催日でないとできないことも多いので。というわけで、何事も無く終れば公開できると思います。多分来週中くらでしょうか。もうしばらくお待ち下さい。

というわけで、天皇賞ですが、まあG1では過去のレースの傾向から予想することは多いのですが、今年は中山ですから、この方法は今年はあまり使えません。中山芝2000mも、皐月賞はあれど、古馬の重賞は金杯だけですからね。コースで検索してみても役に立つデータが出るかどうか…。古馬オープン以上のレースだけで検索したところ、サンデーサイレンスがかなり強い(16頭で連対率44%)。しかも単複回収値もプラス。通常こういうのは人気薄の馬がいて平均を押し上げてプラスになることが多いのですが、このケースでは1着は全馬が4番人気以内でした。3着まで見てもほぼ4番人気以内で、唯一7番人気でローゼンかバリーがエイプリルSで3着に入っただけですね。今回もサンデーサイレンス産駒が6頭もいますので、まあ絡む確率はかなり高そうです。

さて、今回の予想のポイントの1番目はやはりテイエムオーシャンでしょうね。牝馬ながら1番人気に推されています。私の予想を前々から読んで下さっている方はご存知だと思いますが、古馬の2000m以上のレースでは、基本的には牝馬は買わないようにしています。成績的に牡馬に劣るのはもちろんなのですが、それ自体には目を見張るほどの差が無いことは事実なのですが、回収値は明らかに差がありますので。つまり、来る可能性は皆無ではないけど、馬券的には期待値が低くてとても買えないということですね。期待値が低くなる理由はいくつかあると思いますが、その最大の要因としては、牝馬は牝馬限定戦での成績が過大評価される場合が多いということですね。限定戦というのはやはりそれ以外のレースと比較すれば、メンバーが限られている分はレベルが低くなるのが当然ですから、そこで強い勝ち方をしても限定戦以外のレースで通用するかはまた別の問題になるということです。そこで通用するかどうかは、やはり実際にその条件で好走してから判断した方が良いということです。もちろんその一線を越えて通用する馬も何頭かいます。近年であれば、エアグルーヴとかヒシアマゾンあたりでしょうか。次点としてメジロドーベルやダンスパートナーあたりですね。これらの馬はかなり厳しい条件でも牡馬と対等に戦ってきていますので、そうなって初めて買うようにしています。もちろん早い内から実力を見抜いて買うべきという方もいるかもしれませんが、基本的には前述の理由から人気が先行していますので、期待値的に買わない方を選択しています。これは今だとファインモーションが該当してしまいますが、とりあえずしばらくは牡馬との対戦は無さそうなので、判断はまだまだ先送りです。で、今回のテイエムオーシャンは牝馬限定戦ではない古馬の2000mの札幌記念を勝っていますから、一線を越えているとも判断できるのですが、実は札幌記念は古馬2000mの中でも元々牝馬が強いレースなので(理由は滞在競馬とか夏場とかローカルコース辺りでしょうか)、この好走も成績通りには評価できません。まあ初の56キロを馬体重+38kで圧勝ですから上積みもありそうですが、10週空けてのG1というのがどうもマイナス評価になりそうなので、人気になっていることも合わせて考えると、やはり今回は期待値がマイナスかなと。もちろんここで好走すれば一線を越えたことにはなると思いますが、今回は買いません。

で、次はシンボリクリスエスですね。実はこれもほぼ同上の理由で切ります。つまり、こちらは牡馬ですので距離的なものは問題はありませんが、これまでは3歳限定戦のみを使われてきていますので、古馬との初対戦になる今回はやはり期待値が低めになる可能性が高いということです。実際に人気にもなっていますので、やはり買えないですね。もちろん来ないと断言しているのではなくて、馬券的には買えないということです。軸が別の馬で、これらの馬を相手として買えば、結果的に的中率は上がるとは思いますが、回収率は多分かなり下がりますので、買わないという選択をするということです。

さて、ここで東京コースと中山コースの違いをひとつ挙げておきます。例えば東京コースであれば、大外一気のような荒い感じのレース運びでも勝つことは可能ですが、中山ではさすがにそれは容易ではありません。つまり、中山に関して言えば、たとえ能力があったとしても、4回コーナーを回って好位置に付け、そして最後まで脚を温存する必要があります。つまり、東京コースと比較すれば明らかにレース巧者の能力が要求されているのです。その点を踏まえれば、豊富なキャリアはむしろ有利になる可能性もありますので、通常の天皇賞よりは少し年齢が高めの感じで馬を選択した方が良いかもしれません。まあ馬もそうですが、騎手も東京よりは間違いなく実力が要求されますね。実はナリタトップロードも年齢的に切ろうかと思ったのですが、この理由で復活です。さらに、サッカーボーイ産駒の中山芝2000はまだデータ的には未知数なので、有馬記念だけでの中山不得意説はむしろ逆に買い材料と判断してます。

あとは、コース的なことを言えば、中山芝2000mはスタートして、最初の先行争いのところがちょうど坂になるのでそこで脚を使ってしまうとまず最後まで持たないですね。、今回のように多頭数になるとやはり先行争いも厳しいので前に行く馬はかなりつらいかもしれません。

すいません、かなり長くなってしまいましたので、もう結論です。この次点で残した馬はナリタトップロード、エイシンプレストン、ツルマルボーイ、ダンツフレーム、サンライズペガサス、ロサードの6頭。前走18キロ減だったダンツフレームは迷いましたが、こちらは逆に人気をかなり落としていますので、わざわざ切るまてもないかと。それにしても、宝塚記念の1・2着馬、人気無いですね。

さて、買い目ですが、16点もあります。選んだ馬はほとんどが差し・追い込み馬なので、期待値的に軸にするには難しいところです。ということで軸は中でもできるだけ前にいる馬ということでナリタトップロードかエイシンプレストンか迷いましたが、福永の方は、前走の惜敗から再び後ろに下げそうな雰囲気を感じましたので、一応軸はナリタトップロードです。ただ、これも押し出された軸なので、タテ目も買う予定です。ナリタトップロードから馬単流しが大本線、そしてエイシンプレストンからの馬単流し。あとは、前が総崩れになった場合を想定して残りの馬を馬連のボックスで買います。まあ1番人気と3番人気を切ってますので、16点でもいいかなと。これでも443%ありますので。




2002.10.25

菊花賞は、残り200メートルでは万馬券での本線的中を確信していたんですが…、結局馬券は全て外れてしまいました。まあノーリーズンのハプニングはありましたが、あの結果からすれば狙いはまずまずだったのではと思ってます。先週は荒れるレースについて書いたらあんな結果になってしまいましだか、今週の天皇賞は新たな不確定要素が特に無くても、否が応でも荒れそうですね。前々日段階での馬連の1番人気の組合せが牝馬とマル外3歳馬ですし、18頭中半数の上位9頭くらいは人気が分散しそうです。最終的には単勝3.5倍〜10倍に8頭くらいは入りそうですね。ただし、そのように分散している関係で、100万馬券というような極端な荒れ方も無さそうですが。まあ人気が割れていれば、どの馬からもそれなりに手広く買えますから、とりあえずはオッズをあまり意識せずに予想できそうです。

また、菊花賞のように全馬が初の距離、初の道悪というようなことはなく、天皇賞ではキャリアのある古馬ばかりなので、不確定要素も少なく、馬の取捨はしやすそうです。でも、明日は雨のようなのでまた馬場状態が気になるところですが、明後日は晴れるようなので、まあ馬場状態に関しては大丈夫でしょう。

あ、それから先日も書きましたが、「TARGET馬券新書」が発売になりました。予想法とは一味違った馬券術というものを書いていますので、機会がありましたらぜひ読んでみてください。

さて、明日の予想ですが、実は狙えそうなレースが午後には少なく、しかも上にも書きましたように、天気の方がかなり怪しいようなので、本日はパスします。





2002.10.19

ただでさえ難解だと思っていた菊花賞ですが、さらに馬場悪化の可能性があって、余計に難解になりそうですね。しかも芝の道悪の経験がある馬は皆無なので、馬場悪化は予想の上では単純化に不確定要素を増やしてます。どの馬も不確定要素が増える分信頼度が落ちますので、波乱になる可能性は高くなるのですが、現状では、各馬ごとの有利不利が推定の域を出ないのでフラットに評価すると、各馬の能力評価の比率、つまり相対的な評価というものは馬場悪化の影響を受けないわけですから、そのまま予想をすれば良いのですが、全馬の信頼度が落ちているわけで、残りの部分は不明ということになり、その分だけ何が起こるのかわからない、つまり荒れる可能性もあるということです。ですから、信頼度という面だけ考えると、低下している分だけ人気サイドの方が期待値的には不利になりますので、こういう場合には堅い予想は避けるのが無難ということになります。

すいません、当たり前の結論のために長々と書いてしまいましたが、競馬の予想で不確定要素が大きい場合の考え方を理論的に書いてみました。競馬で「荒れる可能性がある」という場合、「人気サイドが信頼できない」という場合と、「どの馬にもチャンスがある」場合と2通りあります。前者は確かに荒れる可能性が高いので、もちろん穴狙いの予想になりますが、後者は堅く納まる可能性も十分あります。しかし、期待値を考えると人気サイドの予想は不利という判断になり、後者も穴狙いがベターになります。今回の場合のようにどの馬にも平等に不確定要素が増えるというケースは後者になりますね。

ただ、だからといって、元の予想から大きく違ったものにするのはどうかと思いますので、少し捻って狙ってみたいと思います。まあ無理やりということもないのですが、少し強引な狙い方なので、理由はパスさせて下さい。買い目は、メガスターダムから、ナムラサンクス、ヒシミラクル、ノーリーズン、ダンツシェイク、ローエングリン、アドマイヤマックスへの馬連6点です。全ての買い目期待値は6倍程度なので、ノーリーズンを押さえにまわして、本線10倍程度で買ってみます。まあ不確定要素が大きいレースなので、金額は少なめにしておきます。




2002.10.18

秋華賞は、結果的に1番人気の目でしたが、一応的中ですね。まあ残念だったのは3着も4着も買っていたわけですが、結果的に一番安い配当になってしまったことでしょうか。実は、カネトシディザイアとのワイドも買っていまして、これが一番悔しかったりします。レース自体は、ここの予想でも書きましたように、ローズSと同じような展開で、結果も似たものになったので、単純と言えば単純ですが、一応サンデー産駒関係を切ったところで、馬券としてはギリギリ成立していたかと。

ですが、そんなことより問題なのは、結果的には、3連複が一番高配当になってしまったわけで、予想の時点でもこの3連複は十分買えたことです。しかもファインモーションを1頭軸として相手馬への3連複流し(10点)の合成オッズ(買い目期待値)は13倍もありまして、これをここで挙げなかったのは明らかに間違いでして、大反省です。まあそれは、このレースがかなり特殊なパターンで、それに気が付かなかったのが敗因だったりするのですが。というのも、基本的な手順としては、軸馬が1着確定の予想をしているのであれば、現状では馬単の選択が一番ベストなのです(まあ今回はオッズの関係で前日の時点では馬連を推奨していましたが)。3連複は、その馬券の性質上、軸馬が3着になっても的中するわけで、そういう部分まで含めた馬券として購入することになるので、軸馬を1着になると予想できているのであれば、目数やその他の関係で、現状では馬単を選択するのがベターです。3着候補まで絞れているのであれば、確かに3連複という選択肢もあるのですが、これも基本的にはオッズレベルでの比較になりますし、予想を素直に馬券として表現するとすれば、やはり現状では馬単の方が効率的です。しかし、もし3連単が発売されていたのであれば、3着候補が絞れているのであれば、間違いなく3連単を選択することになります。3連単は、その3頭のボックス(6点)を買うと3連複と同じ性質の馬券になります。ですから、本来3連単で買うべきところを3連複で買うというのは、必要のない目を同時に買うことになり、かなり無駄な買い方をしているわけで、これが1着候補が決まっている場合に3連複を避けたい理由です。

さて、ここで思い出して欲しいのは、前日の予想でも書きましたように、ファインモーション頭の馬単と馬連の差がほとんど無かったということですね。つまり、ファインモーション絡みの馬券に関して言えば、馬連を買う人も馬単を買う人もほとんどファインモーションが1着だと思って買っていたということになります。ということは、もし中央競馬でも3連単が発売になっていたとしてもこれは同様の傾向が発生した可能性が高く、つまり3連単を買う人も3連複を買う人も、ファインモーションが1着だと思って買う可能性が高く、この場合の3連複はファインモーションが頭の3連単と似たような馬券のオッズになっていたと考えられるわけです(実際に3連単が発売になっていたとすると、その3頭のボックスの6点の中で、ファインモーションが1着になる2点の目の合成オッズがこの3頭の3連複に近いオッズになる可能性が高いと推定できるということ)。そうなると、前述した3連複を避けるべき理由自体が消滅してしまいますので、3着候補が絞れているのであれば、この場合は3連複を選択するのが正解だったということになります。今回は展開予想が基本でしたので、実際のレースの展開が予想通りになると、今回のように狙った馬が上位を独占することはよくあります。ですから3連複を選択するというのは十分考えられることでした。前日予想では馬単で3倍程度の買い目期待値でしたので、予想の自身度と比較して購入するかどうかは微妙なラインだったのですが、これが3連複の13倍が前提になっていれば、間違いなく買える水準でした。もちろん両方を購入するというのもありです(この場合、馬単の方が押さえという扱いになります)。まあ今後も似たような状況になる場合(というか、エリザベス女王杯は確定?)もあると思いますので、皆さんも参考までに。

少々複雑ですので、言葉だけで簡単に説明するのは難しいですね。で、宣伝になってしまいますが、このあたりの馬券の買い方(予想した結果を馬券として組み立てる方法=「馬券組み立て術」と称してます)のみを詳しく解説した本が今月末に出ることになりました。タイトルは「TARGET馬券新書」となってます。何故TARGETが付いているかは私にも定かではありません(笑)。予想自体には時間をかける人は多いとは思いますが、馬券の種類が7種類にもなると、その使い分け方も重要になってきており、これからはそこにも少しウエイトを置くようにすると、それだけで馬券の成績がかなり大きく変わってきます。実際に上に書いた例でも、予想自体は同じでも馬券の買い方次第で得られる払い戻し金額が大きく変わることを証明してますね。ここは未開の部分も多く、少しの労力を割くだけでも効果はかなりあると思います。予想内容をパターン分けして推奨する買い方も提案していますので、マスターしてしまえば、かなり効率的に買えるようになると思います。今月末発売ですので、よろしければ読んでみてください。

さて、今週は菊花賞です。もう前々日発売分のオッズが出ていますが、現在はノーリーズンが単勝2倍で1番人気です。2番人気はアドマイヤマックスで6.2倍なので、今のところここも1強状態ですね。ただ、1番人気の信頼度は秋華賞とは全く違うと言ってもいいでしょうね。オッズの中身も全く違ってます。かなり難解な菊花賞ですが、結論は明日ということで。

で、明日の予想ですが、長くなってしまいましたので、少しだけ。中山メイン富士ステークスのメイショウラムセス。全く人気がなさそうなので、京都10レースのロードフォレスター。おまけに福島メインのサクラハーンということで。



2002.10.12

どうも予想の方が冴えませんね。でも、本日はなんか妙な荒れ方をしてましたね。で、調べてみたのですが、本日の1番人気馬は連対率で34%、単勝回収値は52円でした。特にその中でも人気を被った馬の成績がひどく、単勝が2倍未満だった馬が9頭いたのですが、勝ったのは中山1レース、7頭立ての単勝1.1倍の馬ただ1頭だけで、他の8頭は2着が3回あるものの、ほとんど爆死状態でした。通常、2倍未満の馬の成績は、勝率で5割、連対率で7割程度はあるので、これがいかにひどい成績かがわかると思います。ということで、これがそのまま明日のファインモーションにつながるのかどうかは謎ですが…。あと、本日勝った1番人気馬は7頭だけだったのですが、メインレースは3場とも1番人気馬が勝っていたりします。

というわけで、秋華賞ですね。本日はずっとオッズを見てましたが、これがかなり楽しい状態でしたね。まあ単勝1.0倍というのは予想できていた範囲だと思いますが、一番驚いたのはファインモーション絡みの3連複の全ての目の合成オッズの値が0.9だということですね(この値はオッズ画面の単勝人気順のところに表示されています)。これは3連複の1頭からの総流しの目で、軸馬が3着以内に入れば必ず的中するので、そのまま複勝と同じ意味の馬券になるわけですが、1倍切ってます。つまりほとんどの人が3着以内に入ると思っているということを意味しているわけです。ただ、複勝は前日最終では1.0〜1.2になりましたので、現状なら単勝よりは複勝の方が明らかにお買い得ですね。ただ、これもかわると思いますので、多分、最終的には単勝は1.1〜1.2あたりだと思います。

他では、3連複の人気順で、1番人気から51番人気までファインモーション絡みで、ファインモーションを外した3連複は、最低でも2万馬券が確定しています。ちなみに馬単も同様で、ファインモーションを外すと2万馬券が確定します。馬連は50倍以上ですね。あと、少し意外だったのは、3連複の100万馬券の数なんですが、現在は816通り中人気順で502通り目からで、300個以上あります。普通に考えると、徐々に減ってくると思っていたのですが、実はこれは逆に朝からどんどん増えていたりします。ちなみに馬単でも100万馬券がいくつかありますね。これは結構珍しいです。

で、ファインモーションからの馬単の総流しの合成オッズももちろん1.0倍になってますね。ちなみに、馬連の総流しでも1.0倍でして、まあ基本的には表目だけが売れていると考えれば納得も行くのですが、それでも少しは差がつくのが当然なので、各目を確認すると、やはりいくつかありますね、逆転している目が。前日最終オッズだと、シアリアスバイオとかトシザダンサー、サクラヴィクトリア、その他数頭では、馬単を買うより馬連の方がオッズが高いです。通常では売り上げの少ない1レースとか以外では、なかなか見られない現象です。まあこれは明らかにおかしいので、多分収束はすると思いますが、それでもほとんど差がつかない可能性も高いですね。確かに馬単はこういう人気馬から買う場合に有効な馬券なのですが、これだけ表が被っていると、馬連の方が期待値が高い可能性もありそうです。まあそれでもファインモーションが連対するのであれば、1着の可能性がほぼ100%と言い切れるのかもしれませんが、レース中の不利とか、あるいはちょっと古いですが有馬記念のダイユウサクのようなパターンもありますからね、その分まで考えれば多少の差なら馬連を選択するのもありかと。

あと、同様に、馬単の表裏の合成オッズは例外なく馬連を下回っています。つまり、ファインモーション絡みの馬単の表と裏を同時に買うよな買い方はしない方が良いというとですね。まあウエイトをしっかりつけているのであれば買っても問題はありませんが、その場合でも、片方は馬連にして配分した方が回収率が上がるはずです。

ここまで人気が偏っていると、本来であれば馬券は買いにくいはずなんですが、このレースの場合は、相手馬の人気が結構分散していますので、意外と買いやすいです。もちろんファインモーションを外す人は何も考えずに万馬券ですから、オッズはあまり気にしなくてもいいですし、大多数のファインモーションから買う人も、相手馬をキッチリ選択できていれば何点かは買えますからね。馬連の一番人気は5.5倍ですから、5点までは無条件に買っても大丈夫です。

全体として見た印象は、ファインモーション絡みの馬単が買われすぎということですね。まあ本当に馬単のためにある様なレースなので、その考え方自体は正しいのですが、ここまで来ると偏りすぎです。警戒水域越えてます。まあ最終的にはどうなるかは明日のオッズを見ないとわかりませんが、この状態であれば、間違いなく馬連を選択した方が賢明だと思います。

といろいろ挙げたように、見ているだけでかなり楽しい状態なオッズなのですが、ここで書いたように、まだまだ理論的には破綻している目もありますので、明日もかなり動く可能性はあります。ですから、できるだけギリギリまでまって確認した方がいいかもしれません。

おっと、予想もしないまま長々と書いてしまいましたね。一応秋華賞の予想だけ簡単に。京都内回り2000mは、小回り平坦で直線も短いので逃げ先行が有利に見えそうですが、それを意識しているのは騎手も同じですから、基本的に3コーナー前あたりからのロングスパートになる場合が多く、結果的に前につらい流れになることが多いです。以前ここでブゼンキャンドルのレースを的中させたときも、基本的にはこの考え方でして、その最後の差し脚がポイントになるのですが、ロングスパートになるために、一瞬の切れ味という脚よりは、バテない差し脚が必要で、今年もそういう馬をピックアップしてみます。今年に関して言えば、ファインモーションは牝馬限定、とくに3歳限定では数枚力が違っていると思いますので、普通に走ればどんな流れになっても勝てると思います。あとは武豊騎手がどんな戦法を取るのかによるのですが、やはりローズSのような早目の仕掛けからの抜け出しが基本だと思いますので、ロングスパートの分も考えれば、前にいる馬は買えないので、やはり相手は差し馬だけで十分かと。ということで、相手候補は、サクラヴィクトリア、マイネミモーゼ、シアリアスバイオ、カネトシディザイア、ニシノハナグルマあたりにしておきます。これと似たような条件での種牡馬別の成績を見てみると、実はサンデーサイレンス産駒が意外と走っていないので、ここまで絞ってみました。まあそれでも3倍程度なので、自信度と比較すると、少し買いにくいですね。最後に馬体重あたりで1頭くらい切れると買いやすくなりそうですが…。



2002.10.11

今週は秋華賞、秋のG1は2戦目ですが、9月のスプリンターズSは、まあ今年は頭数も少なかったこともありますが、どうもG1という感じがしないですからね、ここから秋のG1スタートという感じです。

で、その秋華賞は圧倒的な人気を集めそうなファインモーションがいますからね、まあそこから買うのであれば予想はしやすそうです。ただ、以前にも少し書きましたが、秋の牝馬G1は荒れることでは定評がありますから、ここも可能性は無きにしも非ず。同じ伊藤雄二&武豊で1番人気だったエアグルーヴやシャダイカグラという馬もいますし、武豊だけであれば、トゥザヴィクトリーもいますね。まあそれでも切れない可能性は高いのですが、それをどういう馬券で買うかは、やはりオッズ次第になりそうです。ただ、今年からは馬単と3連複が使えるので、人気サイドから買う場合でも馬券は買いやすくなりそうです。

というわけで、明日の予想ですが、まずは中山メインの茨城新聞杯。ここは狙ってみたい馬が2頭います。1頭は人気になりそうなバンブーロドリゲスですね。もう1頭は多分人気が無さそうな1枠1番のジェイケイベスト。外枠有利のこのコース、データ的にも確かに外枠が強いのですが、そのデータ自体はもう誰もが知っているわけで、期待値的には外枠がお得ということは最早無く、むしろ内枠の方が上昇気味。ですから、逆に穴馬を狙うのであれば、内枠の方が配当的には面白いかと。まあそれだけの理由ではないのですが、人気が無ければ買ってみたいですね。成績的には何の問題もないですから。取消し明けということと、あとは出遅れなければ好走は期待できると思います。

京都は結構面白いレースが多いですね。とりあえず7レースですが、ここは一応ジョウノベネチアから。相手としては、降級3戦目になるタイリーヴズと長期休み明けのコウエイマーベラスとワイルドバンチが本線ですね。買い方は軸からの馬単ですが、コウエイマーベラスに関しては、表はおさえで、裏が本線になります。

京都9Rはラブフォーエバーから。で、最後に最終レースですが、これも面白いですね。買えそうな馬は、マイネルセレクト、ナリタキセキボーイ、ゴールドディスク、ファンドリツバサ、マコトセイウン、ニチドウマジックと6頭ほどいます。休み明けの馬もいますので、どの馬を中心に買うのかは難しいところでして、最終的にはオッズで決まりそうです。まあ休み明けの馬は1着か着外かというパターンが多いので、こういうときも馬単は便利ですね。条件戦を買っていると、意外とこのパターンは多いですからね。これまでもかなり助かってます。というわけで、本日はこんなところで。




2002.10.5

すいません、本日も締め切り間近ということで、予想の方はパスです。一応毎日王冠はマグナーテンでしたが、ちょっと人気になりすぎですね。G1馬より人気というのはさすがに買いにくい。京都大賞典も1番人気の1点目ですが、このオッズでは手が出ません。両方とも見送ります。ということで、本日こんなところで。




2002.10.4

さて、いよいよ問題の中山開催がスタートですね。来年の番組表が無いのでまだわかりませんが、一応8連続開催らしいです。まあ年末までの番組表を見たところ、確かに芝のレースは減らされ気味で、ダート戦が少し多目になってますが、今年の分に限ればそれほど違和感は無いです。あとは馬場ですね。スタート当初はとりあえず通常の開催替りと同じだと思いますが、一応連続開催を考慮して馬場を作っている可能性もあるので、そのあたりはチェックする必要がありそうです。いつものこの時期のように高速コースになっている可能性は高そうですが。

開催替りは基本的には荒れる要因になりますが、この開催替りでは、中央場所での3歳未勝利戦が無くなって、その分古馬の条件戦が増えますから、全体的に出走頭数が減りますので、その分、頭数の影響を受けやすい3連複では波乱度はやや下がるかもしれません。実際にも明日は先週の日曜よりは全体で30頭ほど減ってます。まあ全体の頭数というよりは、個々のレースの頭数が問題ですので、3連複等で穴を狙う場合は、頭数の確認をお忘れなく。

午後は芝のレースも多く、開催替りであまり買えるレースもありませんし、実は本の締め切りが迫ってますので、本日は予想は無しということでどうかひとつ。





TARGET,TARGET frontier(C)2002 BLITZ All right reserved.
QZE16056@nifty.ne.jp