TARGET frontier 開発日誌
TARGET frontier 開発日誌




2004.9.25

3連単の買い方は、基本的なスタンスとして2通りありますね。ひとつは多点数買いで、こちらは、従来の馬券の代用のような感じでそのまま買うような買い方です。2頭軸総流しマルチであれば、ワイドと同等のようなものです。とにかく多点数を買って、高配当を期待するという買い方ですね。買う方は、多分代用とは思っておらず、無意識に買っているのではないかと思います。しかし、この買い方は基本的には従来の馬券と何等変りません。もちろん超高配当を手にする可能性は高くなりますが、点数が多いので投資がかさみすし、また資金配分もしにくいので、個人的にはあまりお勧めではありません。超高配当に出会わない限り、従来の買い方から変わっていないともいえますので、3連単の特徴を生かしているとは言えず、3連単のメリットを捨ててしまっています。

もうひとつの買い方は、以前からここや馬券新書や最強の法則等でも書いていますが、そのメリットを生かした削る馬券の買い方ですね。代用するという方向は同じですが、そこから不要な買い目をできるだけ削除するという方法です。今日の札幌メインの大空特別で実感しました。例えばこのレースは1〜3人気で決着していますので、1〜3人気の3連単ボックスを買えば的中はしますが、合成オッズは確定で4.34倍です。それなりに美味しくみえますが、これは3連複1点と同じ意味ですから、3連複のオッズ5.3倍をかなり下回っていますので、ボックスで買うのなら3連複の方が良いことになります。このレースでは、例えば、2・3番人気の騎手が松永幹・藤田というリーディング上位の騎手で、逆に1番人気は2年目の北村浩平騎手。やはりメインレースでの勝利は難しいと踏んで、メイプルロードの1着を外したとします。フォーメーションでその買い目を作成したところ合成オッズは6.95まで上がります。これであれば3連複は楽に越えていますし、また、1着付けの2頭の内、高指数を出しているスターリーヘヴンへの資金配分を増やしたり、北村騎手の3着付けを増やしたりすることも可能で、その予想が的中すれば、結果的に合成オッズを大きく上回る払い戻し額も期待できます。もちろん3頭選択の場合、この絞り込みで切れるのはたった2点ですから、残り2点を同様に金額に差を付けて購入するのもありだと思いますが、他にも何頭か買う場合にはこの絞り込みでの点数の差は大きくなりますので、やはりフォーメーションの方がお勧めです。もちろん基本的には絞り込むわけですから、必ず的中率は下がります。この例でも北村騎手が勝ってしまえばそれまでですし、その時のショックは大きいかもしれません。ですが、予想が正しければ、点数を絞ることでの全体の投資の抑制と、的中した時の回収率の高さで、的中率の低下を上回る効果を得られるのは間違いないはずですので、あとは続けるためにどれだけ自信を持てるかなのかもしれません。

3連単の超高配当はやはり魅力がありますから、どうしても当てたいという気持ちから、安易な多点数買いを選択してしまっている人も多いかもしれませんが、キッチリ予想しているのであれば、それは間違いなくもったいない買い方ですので、できれば超高配当の誘惑は捨て去って、キッチリ絞った馬券を買った方が良いかと思います。それにしても、やはり3連単は面白いです。逆に3連単で買えない他のレースが歯がゆくてしょうがありません。早く全レース発売にして欲しいところです。



2004.9.24

今週も引き続き一括投票への対応が続きます。他にもいろいろとやらないとならないことがでてきてしまっていまして、開発速度はやや落ちています。とりあえず、現在の後半4レース発売の間はまあなんとか大丈夫だと思いますので、少し気長にお待ちください。ただ、3連単の全レース発売は本当に行なわれるんでしょうか?現状では目新しさもあってかシェアは結構高いようなので、全レース発売にしても無投票はほとんど発生しないと思いますし、ましてや特配も無いとは思いますので、その点についての問題はクリアできているとは思いますが。できれば全レース発売開始の前には5000点まで可能な一括投票を実現したいので、可能であればなるべく早めの告知をお願いしたいところです。

ですが、今週も16頭立ては4鞍あるものの頭数的にはやや少なめですね。日曜日の中山の10レースは7頭立てです。組合せ数で言うと210通りで、これは馬単の15頭立てと一致しますので3連単といっても馬単なみです。メインも、オールカマーも少頭数ですが、神戸新聞杯は頭数も少ないうえに買い目もかなり限定されそうな組合せですから、低配当の方で3連単の記録になるのかもしれません。でも逆に言うと、他の券種ではとても手が出ないレースとも言えますので、3連単があって初めて買えるレースとも言えそうです。



2004.9.18

100万オーバーがいきなり2つ出ましたね。ともに16頭立てでしたので、取れたかどうかは別にして、あえて高配当狙いで行った人もいたのではないかと思います。札幌の方は、TARGETの指数も、直前、距離別ともに3頭とも6位以内でしたので、狙えないことはない馬券だったと思います。もちろん私は取れていませんが…。逆に中山の方はかなり難易度高そうですが。ただ、100万馬券と言えども、全く手が届かないものではないということがよくわかりましたので、これからも多頭数のレースでは狙ってみたいと思います。以前にも書きましたが、過去の試算で、100万馬券は30〜40レースに一度出ますので、頭数と軸馬で絞って積極的に狙うのもありかと思います。

明日は16頭立ては中山の最終のみですが、個人的にはそれよりは阪神の秋分特別に注目です。まあ12頭立てですので、100万オーバーは期待しませんが、外枠及び3歳馬を中心に高配当を狙ってみたいと思います。

それから、スクリプトエラーですが、現状では出なくなったようですね。一安心です。なので、本日は、もっぱら一括投票のテストです。今のところ特に問題ありません。ただ、1軸流し、2軸流し、各マルチ、フォーメーションそして、それぞれ3連複と3連単と、テストするパターンがかなり多いので時間だけはかかりそうです。



2004.9.17

まだ一部投票時にスクリプトエラーが出るようですので、今週もその原因の究明と回避策に取り組みます。このあたりの作業はIPATが使える土日にしかテストが出来ませんので、1週間経っても時間をかけられるわけではありませんので、対応の進捗状況についてはなんとも言えません。

また、これとは別に例の5000ベットまで投票可能にするための機能を平日に開発していますが、こちらも、投票だけでしたら簡単に実現できるのですが、TARGETやBET Masterでは、合成オッズを出したり、確定後には収支計算をしますし、また買い目ごとの的中率等も出しますから、これまでのフォーマットに合わせるのが結構大変でして、そちらに時間を取られています。あとは、表示もかなり悩みの種ですね。また、こちらも実際の投票のテストは土日しかできませんので場合によっては無駄に時間がかかってしまいます。

ベット数の緩和は今回のIPATの仕様変更の別の意味での注目ポイントでした。モニタの先行発売開始時から情報が公開されていましたので、そのやる気の無い対策に呆れてものが言えない状態でしたが、まあこんな変更でも従わざるをえません。その時点から対策を考えていましたが、まずは普通に買い目を入力して、投票時に買い目と金額を解析して、可能な範囲で自動的に流しやボックスにまとめるという方法を最初に考えました。こうすれば、今までの保存データフォーマットをいじる必要がありませんので、システム的には楽です。ただ、勝手に買い目がまとめられてしまいますと、投票時及び後からIPATの照会等で投票内容を確認したときに、多分自分が作成した買い目と違って見えますので、わけがわからなくなってしまう可能性が高く、特に投票時の確認の意味が無くなってしまうことは致命的ですので、こちらは却下しました。ですので、結局現在のフォーマットをいじることになり、やはり自分でボックス等の買い方を指定し、それを記録する方式としました。ただし、TARGETの買い目データは外部のプログラムからも利用されていますので、そうなると他のソフトにも影響が出てしまいます。そこで、レースが確定後、収支を算出するときに一括購入した買い目を全て自動的に展開し、結果的に収支計算以降は、これまでと同一のフォーマットになるようにする予定です。こうすれば、TARGETの収支一覧機能や外部のソフトは基本的には変更する必要は無くなりますので。ポイントとしては、現在のデータの仕様にいかに新しい買い方を加えるかですね。まあTARGETのデータは基本的には独自の仕様で独自に処理していますから、確かに多くの部分を一から作成しないとならないので当初は大変なのですが、こういうときはむしろ融通が効き放題ですので、どうにでもなってりします。ただ、間違えると致命的な部分ですので、テストも慎重にやる関係上、少し時間がかかると思いますので、もう少々お待ちください。ただし、その用途から、当面は3連単と3連複のみ対応の予定です。

とりあえず、この2点は当面の懸案ですので、こちらが解決しないと、他は手をつけられないかもしれません。ということで、現状では土日は貴重な開発時間となっていまして、馬券を買う時間がありません。まあそれでもちょこちょことは買ってたりはしますが。それにしても、先週の日曜日の堅さは尋常ではありませんでしたね。もちろん3連単の発売レースだけを対象として見ていますが、通常2万円程度はある3連複の平均配当が、たったの2050円、しかも最高でも3880円です。12レース分のデータですが、平均が10分の1とはちょっと驚きで、何かを意図を感じざるを得ませんが、単に頭数が少なめだったためという気もしないでもありません。それでも3連単は万馬券になっているレースが結構出ていることも驚きなのですが、もちろん3連単の実力はこんなもんではありませんし、3連複の平均が通常の10分の1ということからもわかるように、この10倍程度の勢いで来ても何等不思議ではありません。この時期は通常であれば、頭数はもう少し多く、波乱の開催として有名なのですが、この時期から秋までの3歳未勝利戦や古馬500万下クラスのレースの扱われ方が、ここ数年変化していますので、そのあたりの影響を受けている可能性はあるのかもしれません。ただ、高配当も魅力ですが、当たらなければ絵に描いた餅ですから、導入当初は的中者を増やすためにもこの程度の配当の方が良いのかもしれません。今週は16頭立てのレースが6鞍あるので高配当も出そうですが、少頭数のレースも結構あります。3連単は頭数による組合せ数の変化が大きいですので、レースごとの頭数及び3連単の組合せ数はしっかりと把握しておく必要があることは間違いありません。2場ずつの変則開催ですので、先週よりは時間をかけられそうです。開発時間も多くとれそうですので、現状としてはありがたいのですが、Data Labになってから最初の月曜日開催ですので、何かトラブルが発生する可能性もあるかもしれません…。



2004.9.11

【PM11:30】投票時にスクリプトエラーが出る場合は、インターネットクエスプローラのツールオプションの全般タブの「インターネット一時ファイル」内の「設定」ボタンを押し、「保存しているページの新しいバージョンの確認」を「ページを表示するごとに確認する」以外にしてみて下さい。
【AM7:30】TARGET MAXIMUMに一部変更のし忘れがありましたので、Ver2.61として再アップしましたが、他のTARGET frontier JV、BET Master、旧TARGET frontierについては、昨日公開したバージョンで全て正常に動作することを確認しましたので、とりあえずこのままご利用ください。また、移行当初ですので、今後何か不具合が発見される可能性もありますので、しばらくの間は、こちらまたはトップページのお知らせをどきどきご確認ください。

ひとつ重要なことを書き忘れていましたが、1日のベット数はTARGETやBET Masterを利用した場合は、現状以前と同様の900点になりますので御注意ください。新しいIPATの投票後の画面に「残り〜件」として表示されます。「ベット数」で表示されているものは、セットで購入した場合での最大点数で、現状でのTARGETやBET Masterでは対応できていません。こちらについては、近日中に対応しますが、セットとは、いわゆるボックス等の一括購入のことですので、セットを利用した場合はその中の各目は全て同一金額になります。まあ3連単で多点数購入されている場合には、全て100円という方も多いと思いますので、対応する予定です。この制限はIPATの制限によるものですので、詳細についてはこちらを御覧下さい。現時点から同時に対応しようかとも思ったのですが、それによって無用なトラブルを発生させますと、移行がスムーズに行なえなくなる可能性もありますので、とりあえず、こちらは未対応のままであることをご了承下さい。ということで、なんとか900点内で抑えてください。それにしても、18頭立ての3連単の組合せ数は4896通りですから、5000点でも少ないという人は間違いなくいると思いますので、この部分についても今後のPATの改善を期待していところです。皆さんもアンケートとかありましたら書いちゃって下さい。

それから、下にも書きましたが、JRAのサイトがかなり重いようです。先日のメンテナンス以降の平日でも同様に重かったので、アクセス数の急増ということではなく、サーバー等のシステムが何か変更されたかトラブルが発生しているかのどちらかだと思います。いずれにしましても、こちらではどうしようも無い現象ですので、改善されるのを待つしかありません。これらのデータを利用しているTARGET MAXIMUMやBET Master、旧TARGET frontierでは、レース当日であればIPATの方から各データは取得できますので、とりあえずはそちらをご利用ください。



2004.9.10

IPATの3連単投票ーの対応は、下の昨日のところに書いてありますように、BET Masterは、トレーニングレースでの投票が可能でしたので、昨日事前に公開しました。で、TARGETもどちらにしろ現状では投票できないことは間違いありませんので、トップページには、当日の朝確認後に出すと書きましたが、本日事前に公開することにしました。もちろん、当日の朝の確認で投票できない場合は、さらに修正して公開いたします。ということで、あらかじめバージョンアップしておいて下さい。当日投票できない場合は、お知らせをご確認ください。もちろん下の理由や他の別の理由で投票できなくなる可能性もありますので、Q&A等にある手順でも一応ご確認ください。

それから、Windows XPのSP2ですが、一応こちらでは問題なく動作しています。ただし、セキュリティ関係が強化されていますので、設定や環境によってはもちろん問題になる可能性はあります。また、IPAT関係では、JRAサイトではこちらとかレスキューIPATとかいうページもできているようですので、こちらも参考にして下さい。投票機能が動作しない場合は、まずはブラウザから投票できるかどうかを必ずご確認ください。それにしても、ここのところ平日にもかかわらずJRAのサイトが異常に重いですよね。理由はわかりませんが、BET Master等JRAのサイトからデータを取得しているソフトは動作に影響が出る可能性も考えられますのでご注意を。

3連単の17頭以上がいつ解禁になるのかと思っていたところ、先日いきなり解禁になりましたね。この開催では18頭立てのレースが組まれる可能性もありますので、地方を含めて初の4896通りの馬券を買ってみたいところです。それにしても、3連単はカスリが熱いのが要注意ですね。今後も紙一重で大金になっているケースに多分何回も遭遇すると思いますが、直後に熱くならないための精神的強さは必須です。先日の72万馬券で実感しました。座禅でも組みますか。




2004.9.9

本日、IPATの3連単トレーニングレースがあり、BET Masterでの投票が可能なことを確認しましたので、本番スタートを前に、事前に対応バージョンを公開したいと思います。なお、TARGET frontier JV,TARGET MAXIMUM,TARGET frontierに関しましては、トレーニングレースでは出馬表等のデータがありませんので、テストができない関係で、当日の朝に公開する予定です。ですが、BET Masterに関しましても、事前の想定通りにモニタ対応からのURLの変更だけで対応できていますので、TARGETに関しましても、問題なく動作すると思われます。

なお、本日BET Masterをご利用いただければ、トレーニングレースが21:13まで可能ですので、お試しください。ただし、開催情報はIPATから取得する必要があります。また、オッズや出馬表、成績等の情報は提供されていませんので、取得はできません。投票のみ可能です。

【追加】トレーニングレースでテストした結果、1点の最高額が999900円であることを確認しました。しかし、一応公開されたIPATの条件では100万円まで投票できるとなっていますので、どちらかが修正される可能性があるかと思います。通常のブラウザでは100万円は入力自体ができませんでした。個人的推測では、多分、100万円までになる可能性があるかと思いますが、その場合、また仕様が変わる可能性もありますので、投票できなくなるかもしれません。ということで、上記理由によりTARGET及びBET Masterでは、一応999900円までにしますので、あらかじめご了承下さい(BET Masterは後ほどリビジョンアップします)。もちろん本番までに修正されている可能性は無きにしもあらずですが。修正され、アナウンスがあれば100万円までの対応に戻す予定です。それからトレーニングの終了は20時でした。



2004.9.5

来週はいよいよ3連単の全国発売スタートで、BET Master、TARGET frontier JV、TARGET MAXIMUM、TARGET frontierのIPATの投票機能が使用できなくなることがほぼ確定していますが、幸いモニタ発売での対応は完了済みで、URLの変更だけで対応できる可能性も高そうです。当日の朝にテストしますので、修正の必要なく動作が確認できれば、すぐにでも全て公開する予定です。当日は各サポートのお知らせを御覧下さい。



2004.9.3

先週の札幌最終は初めての16頭立てということで、高配当を期待しましたが、結果は堅く、配当はむしろ安めでした。もちろん頭数が多ければ必ず荒れるということはありませんが、荒れる可能性が高くなるのは間違いありません。また、このレースでは、16頭立てで組合せ数が増えたことからか、初めて1票という票数の目が46通りも出現しています。これらの目を買った人は1人しかいなかったことになりますね。もし的中すれば、それこそ総取りなわけで、これらの目の配当は6672万1040円で、100円で6600万という宝くじの1等並みの配当だったことがわかります。他にも2票も93通りあり、9票以下の1桁票数の組合せは合計で800通りにも及び、全体の4分の1を占めています。また、全体の約70%が100万円以上の配当で、少しでも荒れていれば、やはり簡単に100万を越えてしまうようです。

ということですが、今週は13,14,15,14頭立てということで16頭立てはありませんが、本番前の最終週ということもありますから、来週の話題になることも期待して、最後の先行発売の結果を見守ってみたいと思います。

また、先日Windows XPのService Pack 2が提供されました。すでに導入された方もいるかと思いますが、ネット関係のセキュリティ等が大きく変更になっていますので、場合によってはData Labへのアクセスや、IPAT関係への投票、オッズの取得等の機能で、正常に通信ができなくなっている可能性があります。もしそのようになった場合でも、これらは基本的にはソフトの不具合ではなく、セキュリティ等の設定で改善されるものですから、その旨あらかじめご了承ください。このような場合、JRA-VANやIPAT等のそれぞれのサイトでアナウンスやQ&Aが出る可能性もあります。こちらでも複数の環境を準備して確認する予定です。

それから、TARGET MAXIMUMの方をバージョンアップしました。大きな追加機能はありませんが、フォーメーション、マルチ等の3連単にフル対応した買い目入力テンプレートを実装してあります。TARGET frontier JV及びBET Masterの方、9月11日に同時に対応する予定です。




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