TARGET frontier 開発日誌
TARGET frontier 開発日誌




2005.2.26

武豊騎手ですが、芝のレースのオッズを確認して、1番人気になった馬を見て、さすがに今日はつらいだろうと思っていたのですが、対象の7レースとメインレース、ともに楽勝というレベルの勝ち方でした。1.7倍と2.1倍ですから、オッズ的には確かに楽勝しても納得なのですが、7Rのセイウンプレジャーはダートの新馬戦を勝ちあがっての昇級初戦の芝のレースでので1.7倍、またメインのビッグプラネットも芝の新馬戦を逃げ切ってのいきなりの重賞挑戦、しかもコースも変って距離も延長での2.1倍です。どちらも期待値を考えれば真っ先に切る対象となる馬と言えそうなんですが、今の武豊騎手には簡単には逆らえないようです。

もちろんこの勢いが今後もずっと続くとは思ってはいませんが、競馬もギャンブルですので、強い流れにはあまり逆らわないようにしています。私もデータや指数や期待値等を重視して予想をしていますので、競馬の予想で「流れ」とか「勢い」なんて言葉はあまり使いたくはありませんが、このあたりは麻雀をやっている方にはわかるかと思いますが、少なくとも人間同士の勝負には駆け引きや心理状態が影響する数学的には説明できない何かがあるのも事実だと思います。競馬も騎手を中心に考えれば人間同士の勝負ですし、そういう要素が全く無いということは無いかと思います。また、馬券は騎手に対する外ウマのようなものとも言えますので、やはり「ツいてるやつに乗れ」ではありませんが、簡単には逆らえない勢いはあると思います。まあでも、今の武豊騎手だからと言って何でもありということではなく、芝の1番人気以外ではいつも武豊騎手が少し頑張っているという成績ですので、馬券的にはあくまでこの条件で注目ということです。このあたりが「流れ」から考えると少し弱いような気もしますが、こちらは逆にデータ的には狙えるということですから、双方の合わせ技ということにしておきますか。もうすでに先週から乗りっぱなしなんですが、もちろん全てに乗っているということではなく、3連単という便利な馬券がありますので、とりあえず必要なところだけにマークして、合成オッズを確認しつつ買うという程度ですが、せっかくですので、勢いが落ちるのを確認するまでは乗っていこうかと思っています。



2005.2.25

結局先週は武豊騎手は芝の1番人気は全勝という状態で、今年になってからの武豊騎手の芝の1番人気の単勝回収値は140円、つまりそれだけ買っていれば回収率140%です。何か普通に予想するのは馬鹿らしくなってしまいますが、3連単であれば1着だけマークするという方法で生かせますので、これはこれで個人的にはありがたいデータだったりします。

フェブラリステークスは、予想以上のハイペースでしたので、その点での展開の利は無かったのかもしれませんが、実力と馬場状態から結果的にはメイショウボーラーが逃げ切ってくれまして、こちらは一応予想通りだったのですが、下の予想の通りで2着が抜けてのハズレです。まあシーキングザダイヤは、中央は芝のみで、ダートは地方競馬だけでしたので、実質的に指数が無く、そのために抜けてしまったというのが正直なところです。結果はともかく、前残りの予想でしたので、もっと重視すべきでしたね。

ということで、今週からは開催変わりです。基本的なことですが、期待値を重視する予想をする場合、一番簡単な方法は、前走や近走の成績以上に走ると思われる馬を見つけることです。で、このようなケースが発生しやすいのが開催変わりです。開催が変わると、いろいろな条件が変わりますので、それによって、近走より実力を発揮しやすくなる馬が出てくる可能性が高くなります。これは、馬券を当てる上でも当たり前の予想条件とも言えますので、今更言う必要も無いのかもしれませんが、実力の評価等、様々な予想ファクターの中でも、このファクターは期待値が伴う可能性が高いということです。つまり、「当てること」と同時に「儲けること」も予想自体に含まれていて、期待値を重視する予想では重要なポイントになります。

もちろん開催変わりではなくても、意識的に条件を変えてくる馬は多いでしょうから、これは特にこの時期のことではありませんが、開催変わりは必然的に多くなるということですね。また、他にも騎手の乗り替りも個人的には期待値含みのファクターとして重視しています。技量や人気の変化だけでなく、脚質の転換やコースの得意不得意等もありますので、こちらも見た目以上の変化があると思っています。



2005.2.19

特に何の意図も無かったのですが、昨日書いたのがタイミング良過ぎのように、本日の武豊騎手は芝で1番人気になった2鞍で勝ちましたね。これでまた1番人気の回収値が上がってしまいます。芝もあと1鞍でしたから、芝だけでも上昇です。

それからパーソナルラッシュの戦歴でBCCが2つ表示される件ですが、これは以前にこちらでも少し触れましたが、Data Labで、海外のレースデータで、レコードのキーである馬番の違う同一馬のデータが登録されたための現象でして、現状ではイングランディーレも同様です。これについては、次回のバージョンアップで正常に表示される予定です。

フェブラリーSは、3連単の予想だけ。(14)-(3,8,11,12,14)-(3,6,8,10,11,12,14)で。買う頭数は多いですが、頭固定ですので、20点です。合成オッズは前日で10倍。基本的には前残りの展開予想で決め手上位を取っています。東京のダートは1600mと1400mでは全く違うことは重々承知していますが、展開的にメイショウボーラーが有利ですので、実力まで考えれば素直に従うしか無さそうです。



2005.2.18

武豊騎手、今年ここまで中央では129戦ですが、芝の単勝回収値がプラスです。まあもちろん他の騎手でもレース数が少なかったり穴を開けていたりすればプラスになるケースはよくありますが、武豊騎手の場合は乗ればだいたい過剰人気になりますので基本的にはどちらも当てはまらないわけです。ただ、確かに年頭の寿Sで単勝890円で勝っていますので、穴を開けているともいえますが、他の騎手ではこれくらいでは単回値がプラスになるほどの穴とは言いませんし、実際にも5番人気で、他の勝利は全て2番人気以内だったりします。まあこれを抜いてしまえば確かに100を割りますが、単純にここまでの1番人気だけの回収値もプラスでして、芝の1番人気に絞ると単複ともにプラスになってます。まあその理由というのは凄まじいほどの好成績でして、芝1番人気の騎乗機会はまだ24鞍ですが、15-3-2-4で勝率62.5%、連対率75%とかなりすごいことになっています。さすがにこのペースのまま行けるとは思えませんが、先週の田辺騎手と同様に今年は一味違う何かがあるかもしれませんので、引き続き注目してみます。



2005.2.12

今日もやっちゃいましたね。小倉のメインなんですが、最後に田辺騎手の1着マークを外しての取り逃しです。この馬は昇級初戦でしたし、指数的にも大したことは無いので、買いづらい馬だとは思いますが、小倉のような滞在競馬での開催の後半や連続開催では、前走でその開催での勝ち馬や好走馬は、それだけの理由でもよく狙います(前走と同じ騎手ということが基本ですが)。滞在ですから環境の変化も少ないでしょうし、他にもこちらが気づいていない好走要因があれば、それが再度生きてくる可能性は十分に考えられますので、それまでの成績欄の字面以上に今回も好走する可能性があると考えることも出来るわけです。ただ同クラスでの好走馬は指数が高くなりますし、人気にもなりますので馬券的には面白みはあまりありません。しかし、このケースのような昇級戦の馬は、人気があまり無いケースも多いので、連勝を期待して積極的に頭から狙うことも多くあります。ただ、田辺騎手と言えば3着での複穴で有名な騎手でしたし、このレースがメインということもありまして、そのイメージが頭をよぎったせいか結局3着のみのマークに変更してしまって取り逃してしまったという顛末ですね。後から調べてわかったのですが、田辺騎手、今年に入ってから3着が無いんですよね。しかも、全体的に前年よりもかなり成績が良く、すでに去年の15勝の3分の1を超える6勝目と、今年は一味違っているようです。まあ人気薄を持ってくるという点は変わってはいないようですが。



2005.2.11

JRA-VANのData Labの方で、過去の海外データの日本馬以外のデータやデータの修正が今週の月曜日分のデータで行なわれています。その中で、一部で馬番号に相当する部分が変更になったものがあるのですが、そのケースでは、TARGETでは2重に登録されて表示されてしまっています。こちらは、次回のバージョンアップで正常に表示されるようになります。次回のバージョンアップは、今月末から来月のどこかで行なう予定です。

まだほとんど着手していませんのでまだ未定ですが、次回のバージョンアップあたりで、指数の分析機能を搭載する予定です。CSV形式等で作成された任意の指数をTARGETの戦歴・レース検索画面の中に読み込み、指数や指数の順位で集計・分析するものです。ファイルの形式は、レースIDと指数だけのCSV形式が基本で、馬単位あるいはレース単位の選択も可能になる予定です。ですので、現状ではレース前に数値ひとつで示される予想指数のようなものが対象になります。TARGETで言えばZIですね。あと有名なところではニッカンスポーツのコンピ指数みたいな感じのものです。分析だけでなく、出馬表や出馬表分析、成績画面での表示や出力、馬券シミュレーションでの取り込み等、とりあえず、実現してからいろいろと拡張する予定です。また、同時にサンプルの意味も含めて、こちらで読み込み可能なTARGETの過去のZIのデータも提供する予定です。



2005.2.5

ネタ枯れの時期ということで、機能の話を少々。ヘルプにも特には記載していなかったと思いますが、少々前のバージョンから、チェック馬ファイルとチェック種牡馬ファイルは、起動中にデータが追加等された場合、終了時にバックアップファイルを自動的に作成しています。チェック馬の方は最大5つで、チェック種牡馬の方は3つです。拡張子を変更したファイルを作成しています。ですので、万が一、不正終了等でそれらのデータが消えてしまったような場合は、プログラムフォルダ内にいくつかあると思いますので、コピー後リネームしてひとつ前の段階までは復活させることが可能になっています。すいませんが、本日はネタもありませんので、この辺で。



2005.2.4

今週は特にネタもありませんが、引き続き3場開催ということで、3場になりますと、騎手が分散しますので、どこかに上位騎手が集中すると、他場では少数の騎手が上位を独占したりしますね。まあチェック騎手で上位騎手等を色分けしていれば、そういう判断も簡単にできてしまいますので、敢えて説明する必要も無いかとは思います。TARGET内では、メモリ内に騎手の属性として当年の勝数や連対率等のデータを常に持っていますので、これらの情報は本来はどの画面でも簡単に出すことが可能なのですが、JV以降に対応したために、まだあまり活用はしておらず、出し惜しみ状態になってしまっています。出馬表等で、騎手名が表示されているところでは、その横に常に当年の連対率とか順位が出せるということです。まあ表示に関してはレイアウトの問題もありますので、簡単には実現できませんが、出馬表分析等では、ランク順のソートや分類というのも可能なわけでして、このあたりは近々実現したいと思います。

それから、オッズ画面では、仮想着順による想定配当の一覧機能を実現します。これは、1〜3着まで指定すると、その時点でのオッズから、その着順での全券種の配当を一覧表示する機能です。まあ、どのような意味があるかと言いますと、メインの使い方としては、ゴールした直後にその着順を指定すれば、全券種の配当がほぼわかるという機能ですね(複勝とワイドはレンジで表示されます)。的中していれば、買い目画面で自分の買い目で確認できますが、そうでない場合は、現在は券種が多いので、各券種ごとにオッズ画面から配当を調べなくてはならず、結構手間が掛かります。ということで作成してみました。まああまり意味の無い機能かもしれませんが、例えば、確定着順だけでなく、2・3着や3・4着が入れ替わった場合の配当とかもすぐに確認できますので、まあ少しは役に立つかもしれません。既存のパーツが利用可能で、実現は比較的容易ということで作成します。