TARGET frontier 開発日誌
TARGET frontier 開発日誌




2005.1.29

本日は無投票どころか1票の目もありませんでした。まあ頭数が少なめのレースもあったためかと思いますが、やはり先週の400万馬券の効果なのでしょうか。でも、10Rの18頭立てでは1桁票数目は結構ありましたので、やはりギリギリのところなのかもしれません。また、小倉は、あきらかに3連単の売り上げ比率が高くなって来ていますね。こちらは間違いなく400万馬券の効果でしょう。正確には確認していませんが、本日の小倉9Rの3連単シェア44.8%は多分最高値ではないでしょうか。導入当初を除けば間違いなく最高値だと思います。

いや、それよりも注目しておきたいのは小倉メインレースです。9頭立てで75万円というのは、504通り中457番目ですが、人気順で最後の1割以内に入っています。実はこれは比率的には3連単では過去断然の人気薄で、これまでは残り2割に入ったこともありません。これまで比率的にもっとも人気薄だったのは、実質500万を超えていた同着で285万になったレースで、2680人気/3360通りで2割強の位置です。つまり、どういうことかと言いますと、もしこのレースが多頭数だったら1000万を軽く超えていたレベルの難易度の配当だったということです。売り上げ規模が少なめなところで大荒れの要素が多いというのは、400万馬券や無投票目等、様々なレアな現象が出る可能性がありますので、予想等には利用できないかもしれませんが、いろいろな意味で小倉の3連単は見所満載になっているようです。



2005.1.28

本日バージョンアップしました。と言いましても、実は、サンエムキングのおかげでバグが表面化したためでして、少々予定より早目だったりします。大きな追加機能はありませんが、それでも少しは増えています。競馬法の改正で単複の計算方法が変わり、切捨てが2回から1回になりましたので、オッズから票数を逆算した場合の誤差も減りますので、複勝の時系列オッズにつきましても、逆算した各票数やシェア、それから区間の票数・シェア・人気の表示も行なうようにしました。ただし、やはり単勝と比較しますと、誤差が多く出ますので、票数からさらに計算した区間のオッズの表示は行なっていません。まあ区間の人気がわかればこれは必要ないかと思います。その他は細かいものが多いので、そんなところですね。

さて、先週は3連単で初の無投票目が発生したわけですが、世間的には全く話題にはなりませんでしたね。ただ、JRA的には特払いの可能性が現実のものとなったわけですから、かなりのインパクトはあったのではないかと思います。さて、今週も頭数的には落ち着いてきましたが、それでも3連単発売対象レースで18頭立てが3鞍組まれていますので、無投票の目が出る可能性は今週も高いかもしれません。逆に言えば超高配当が出る可能性も同様に高いといえます。ただ、先週は400万馬券の方がかなり話題になりましたので、宣伝効果で全体的な売り上げも増える可能性がありますので、そうなると無投票目の可能性は減るのかもしれません。

TARGET frontier JV及びBET Masterでは、オッズ画面の3連単の人気順画面を開くと、画面の最下行に各レンジ別の点数が表示されますので、無投票目が何点あるかもすぐに確認できます。もちろんそのまま投票モードで投票することも可能ですから、数点であれば個人のレベルで簡単に無投票目を買って消すこともできます。また、推票ボタン(TARGET frontier JVのみ)を押せば、締め切り以前でもその時点での各目の票数もわかりますので、最下行をあたりを見れば1票の目も確認可能です。ちなみに、オッズ画面では、最高でも999999.9倍(1億円未満)までしか表示できませんが、確定票数取得後の成績画面内の票数画面の3連単人気順画面では、それ以上のオッズも表示可能です。さすがに+1桁の10億円未満の配当までですが、それを超える目は、3連単の単体の売り上げが10億円以上でなおかつ数票の目ということになりますので、今後も多分存在しないのではないかと思います。売り上げ規模が大きくなると、それなりの格のレースですから全体的に各馬の知名度が高くなっていますので、低人気の馬でも関心を持たれる可能性が高く、最低票数も高くなって来ますので、逆に最高オッズは低くなる傾向があります。まあ1億なんて配当が出る可能性はほとんど無いと思いますが、出るとすれば、特払いと表裏一体ですので、多頭数で売り上げはそれほど多くなく、なおかつレースや出走馬の知名度が低いレースということになるかと思います。さて、今週の小倉はどうなりますか。



2005.1.22

小倉ですが、頭数の割には荒れ方はイマイチでしたが、10Rの3連単でついに無投票の目が発生しましたね。8通りほどあったようです。18頭立てでしたが、1頭取り消しての17頭で、組合せ数は4080通りでした。この目で決まれば、いわゆる70円戻しの特払いだったということになります。ちなみに1票も44通りあり、こちらは的中すれば1232877.8倍、つまり1億2千万円以上の配当になっていたことになります。ということで、裏開催ですが、特別レースでも無投票が出てしまうということは、午前中のレースで多頭数であれば特払いもあっさり出る可能性も高いので、やはり3連単の全レース発売の実現は難しいのかもしれません。個人的には、全レース発売の実現は諦めてもよいので、可能であれば少頭数のレースだけでも発売して欲しいところです。少頭数のレースで人気が偏っていると、馬券的には非常に買いづらいレースになりますので、それを回避するためにも発売して欲しいところです。少頭数のレースであれば、午前中のレースでも無投票が出る可能性はまずありませんので、デメリット無しのメリットのみだと思うのですが、どうでしょうか。



2005.1.21

トップのお知らせにも書きましたが、年末に送付されたJRA-VANのデータ付きのCD-ROMからインストールした場合、過去のデータの一部が欠落していますので、所定の手順を実行して下さい。簡単な手順で修正可能です。

さて、今週からしばらくは3場開催となります。下級条件の芝のレースはほぼ小倉でのみ行なわれるということもあってか、明日、明後日と小倉では18頭立てのレースが結構組まれてますね。3連単が発売される9レース以降でも土日で4レースあります。ちなみに18頭立ての3連単は、これまで24レース行なわれていますが、その内の23レースが万馬券で、平均配当も25万円以上ありますので、最高配当記録の更新もあるかもしれません。



2005.1.15

雪の心配はほとんど無くなったようで、一安心です。ですが、いずれは必ずその時が来るわけですから、早目に来て安心しておきたいというのもありますね。自然が相手ですので、こればかりはこちらの都合ではどうにもなりません。ということですが、雨は降ってますので馬場は悪化しそうですので、予想は難しくなりそうです。2場開催も今週までですから、じっくりと競馬をしたいところですが、開催中はソフトに関する問い合わせも増えますので、中々そうも行かない状態でして、まあ本日はこの辺で。



2005.1.14

13日にバージョンアップしました。また、その後、バグ及び改善点が少々ありましたので、リビジョンアップしています。これで、今後はしばらくは大きな機能の追加は無いかもしれません。

さて、明日は雪ですね。イリーガルデータとして、開催中止はすでにクリアしていますが、まだコース変更と開催の途中中止はData Labになってからは未体験ですので、それらがあると何か問題が出る可能性はあります。Data Labはりアルタイムにデータを取得できますし、開催中はデータが刻々と変化しますので、事前にテストデータを用意して試すということにも限界がありますので、完全には対応しきれていないかもしれません。何も無ければいいんですが。



2005.1.8

本日のレーシングビュワーの速報のURLは"sat"になってました。ですので、本日のリンクは問題ありません。あとは月曜日を見て変更の必要があるかどうか検討いたします。1/5の通常のリンクの方もとりあえず問題ありません。こちらは今週分がヤマ場です。また、+10円の方は、東西共に単勝は5レースずつありました。これまでは特別給付金の関係で出にくかった160円が結構出ているのもこの+10円のせいですね。

昨日紹介した追加した機能ですが、地味で少々わかりにくいものがひとつありましたので紹介しておきます。それは「戦歴・レース検索で、レース検索条件として、指定オッズ以上の最上位人気の指定が可能」これですが、これはレースを検索する条件として、ある人気以下の馬のオッズが〜以下という設定ができるものです。逆に言いますと、上位人気の特定オッズ以内の頭数を指定するというものです。例えば、「単勝10倍以内が5頭のレース」という条件であれば、オッズに「10.1」、人気に「6」を指定すれば、目的のレースが検索できます。やはり表記が少々わかりにくいので、再度表記を変更するかもしれません。とりあえず用途はそういうことで。

さて、来週のバージョンアップ予定ですが、新規追加機能として、特別登録からも馬印を打てるようにしました。これで日曜日の夜から予想をしても、馬印として残せます。もちろん、そのまま週末の出馬表へ取り込むことも出来ますが、特別登録の段階と出馬表の時点でレース番号が変る可能性もありますし、また条件が変更になる場合もありますので、出馬表への受け渡しが単純ではありませんので、一応「出馬表の馬印を取り込む」というメニューを実行して取り込むことになります。また、予想コメントとレース印についてはまだ未定ですが、今後対応すると思います。




2005.1.7

+10円の件に関しましては、下の1/5分にも書いた通りで、1/5は14/24で発生しています。多分、明日もかなり発生すると思います。複勝に関してはまだチェックしていません。
年末にバージョンアップした機能についてあまり書いていませんでしたので、少し機能を紹介いたします。

結構いろいろとありますが、血統関係が多いですね。これは、Data Labの血統データは、結構量的には充実しているのですが、一部欠落や間違っている部分があったりして、いまいち信頼度に欠ける点もあるのですが、データの自動的なメンテナンスややはり量的な充実を考えれば、現状の機能程度ではやはりもったいないので、なんとかしようというのが動機ですね。また、この充実したデータに対応しているData Lab関係のソフトも少なく、今回作成した機能のような要望も結構来ていましたので、まとめて作ったというところです。とりあえず、欠落部分については、プログラム内で自動的に補完するようにしています。また、ヘルプ等ではまだ方法には触れていませんが、補完リストを作成すれば、自分で埋めることも可能で、その機能はすでに内蔵されています。ただ、埋められるのは、あくまでリンク切れですので、元々データが無いところは埋められません。つまり、データがあるのに血統表で(データ無し)と表示されている部分です。また、間違っている部分も現状では訂正はできません。もちろん対応は可能ですが、元のデータがData Labの方で修正されても訂正し続けてしまうなんて可能性もありますので、現状ではここまでです。

血統表では、HTML形式での出力が可能になりました。色も画面とほぼ同じ配色で出力されます。また、テキスト形式及びCSV形式での出力はできませんが、HTML形式はそのままExcelでも色付きで読み込めます。また、仮想配合での血統表の作成及び出力も可能になりました。父及び母については、どちらも現役馬でも指定することが可能ですので、

最近は、血統を系統で分類して予想に利用するという方が多いようで、そちらの機能に関しましては、とりあえず出馬表の血統画面での表示内容の切り替え及び出力に対応しました。また、今後も出力等を増やす予定です。

もちろん系統分けを大いに活用するためにはチェック種牡馬での色分けが必須ですが、種牡馬の方も地味に追加され続けていますから、未設定の種牡馬というのがどうしても新しく出て来てしまいます。で、これを簡単に発見するための機能として、血統検索内の検索名として、「*NEW」と入力すると、過去2ヶ月以内に登録または更新されたデータのみが検索されます。また、「*YEAR」と入力すると、過去1年以内が検索されます。あとは作成日でソートすればより新しいものがわかります。また、作成日が赤色で表示されているのは更新データになりますが、未だにどんな基準で更新されているのかはよくわかりません。また、系統分け用のサポート機能として、父と同じチェック種牡馬のタイプに指定するという機能を編集メニューの中に追加しました。これと上記の機能と合わせれば系統分けのメンテナンスはほんの数工程で完了します。

あとは、戦歴・レース検索や開催分析で、平均人気と平均着順を表示します。また、これは次回のバージョンからですが、レース検索の集計画面では、単勝平均と複勝平均、3着内数シェアも表示します。ということで、集計画面につきましては、いよいよ項目数が多くなってきましたので、各項目の表示の有無と順序の指定を可能にしました。これで結構スッキリします。特に賞金関係の表示は基本的にはPOG向けのものでしたので、POGに利用していない場合は、消してしまった方が見やすくなりますね。

他では、こちらでも告知済みのインターネットリンクの無制限化ですね。このバージョンからは、プログラムフォルダ内の「IlnkUma.Lst」と「ILinkRace.Lst」というファイル内に設定が保存されますので、他環境への移行もコピーするだけですので簡単です。もちろん、単なるCSV形式のテキストファイルですので直接編集しても問題ありません。INIファイル内にも以前の設定が残りますが、上記ファイル内に設定がある場合は無視されます。



2005.1.5

単勝だけしか確認していませんが、+10円になってますね。本日は14/24レースで発生していました。

また、変則開催ということで懸念していたのですが、レーシングビュワーの速報映像のリンクができていませんね。URLを確認したところ、本日を"sat"として扱っていますので、これは対応は難しいかもしれません。さすがにこんなところでウソは付けませんので(笑)。また、次は3連続になるわけですが、もし初日が土曜日にもかかわらず"sun"になっていたら、単に奇数日次と偶数日次での判定とみなしますので、そのときは一応対応するかもしれません。ただ、そうすると、土曜日の分は月曜日には消えてしまうことになりますが…。果たしてどうなるのでしょうか。また、速報ではない方の映像へのリンクに関しましても、週数の判定というのがあるのですが、本日の5日と次の3連続を同一週とみなすのか、2週に分けるのかは実は最初にこの内部変数を考えたときから結論が出ていませんので、リンクできていないケースも考えられます。ということで、+10円の件とも合わせまして、上記を確認後、来週中にバージョンアップあるいはリビジョンアップする予定です。

それから、騎手及び調教師の一覧画面の成績ですが、1月の間だけは前年の成績を表示するようになっています。2月から本年の成績に自動的に切り替わります。現状では指定はできません。1月中に本年分のランキングが見たい場合は、現状では開催分析を利用して下さい。ひと月分ですからすぐに集計されます。



2005.1.4

少々遅れてしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、いきなりですが、競馬法が改正され、明日からいろいろとルールが変わるとのことで、IPAT関係の動作に異常が出る可能性があります。投票関係はあまり影響を受けない可能性もありますので、TARGET frontier JVは何も問題なく利用できるかもしれませんが、オッズの取得関係は多分部分的、あるいは全てが機能しなくなるかもしれませんので、BET MasterやTARGET MAXIMUMのこれらの機能は利用できなくなるかもしれません。ですが、一応当日のなるべ早い段階で対応して順次公開していきますので、それぞれのサイトのお知らせを御覧下さい。

ですが、これとは別に、単複の特別給付金が廃止になって、その分控除率が20%と減額される関係で、単複の計算方法が若干変わる可能性があります。もちろん5%分を廃止して5%分を新たに付け加えますので、基本的には変化は無いのですが、これまで2回だった計算式無いの端数の切り捨てが、今回から1回になりますので、その分、そこで+10円上乗せされる可能性が出てきます。もしそうなれば、理論上は50%の確率で+10円になるはずです。たかが10円ですが、元の配当が低ければ、10円の占める比率が高くなりますので、その意味は大きくなります。特に単複は低配当が出る可能性が高い馬券ですので、この違いは意外と大きいものになるはずです。単純に計算しましても、複勝の的中率が5割あったら、0.5x0.5x10円ですので、回収率が2.5%上乗せされます。例えば、単勝1番人気の複勝率は6割以上ありますので、0.6x0.5x10円=3円分回収値が上昇するはずです。ただ、100円未満の配当は元々切り上げされていましたので、その分は上乗せにはなりませんので、実質の出現率は複勝では50%を切るかと思います。
ということなのですが、実際の配当で確認してみないと、まだ半信半疑ですので、プログラムの方の対応はまだしていません。とりあえず、確認後、計算方法が変更されていればプログラムの計算式も変更します。ですが、レース当日に取得して表示しているオッズは、元々JRAが計算したものですから、その値が間違っていることはありません。問題が出るのは、確定票数からTARGETが計算して表示したオッズだけです。これはレース確定後に票数を登録した時点でのオッズですから、レース当日には基本的には問題はありません。ということで、実際にどうなったのかは後日また報告いたしますが、発生率は50%あるはずなので、両者を比較すれば、変更があったのかどうかもすぐにわかるかと思います。