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データ登録(セットアップ)

 

TARGET frontier JVは、競馬のデータベースソフトですので、全ての機能を利用するためには、過去データを登録する必要があります。過去のデータは、JRA-VAN Data Labから全て登録します。Data Labから過去のデータを取得する場合、いくら取得しても料金は同一ですので、基本的には過去の全てのデータ(1986年〜)を取得します。この作業をセットアップと呼んでいます。

セットアップは、基本的には一度だけ行なえば済む作業ですので、本来であれば、ボタンひとつ1回押せば完了するというシステムにしても良かったのですが、過去のデータの量が膨大なため、1回の作業としては時間がかなりかかってしまいます。ということで、TARGET frontier JVでは、これらの作業を分割したりして行なうことができるようになっています。もちろん1回で終了させることもできます。ここでは、分割して行なう場合の方法や注意点を紹介します。また、この時間のかかるセットアップ作業を短時間で済ませる方法も最後に紹介いたします。

JRA-VANのData Labは、これまでのサービスよりデータの種類も増え、また各データの内容も増えていますので、全体的なデータの量がかなり大きくなります。データは1986年から提供されており、2005年までの20年分のデータを全て登録すると、だいたい1.8Gバイト程度の大きさになります。セットアップを行なう前に、ハードディスクの空き容量を御確認ください。

また、各セットアップ時に、ウイルス監視やシステム監視等の常駐ソフトが起動されている場合、それらを無効にしたり終了させておくと登録時間を大幅に短縮できる場合があります。2〜5割も時間を短縮できますので、可能であれば常駐を解除して下さい。もちろん、その間はウイルス等に対しては無防備になりますので、インターネットでのアクセスやメールを読んだりはしないようにして下さい。終了後は、ただちに再起動して、常駐を戻してください。

 

◆簡易セットアップ

TARGET frontier JVのインストール及び、Data Labへの加入等が完了していれば、残る準備作業はデータの登録だけです。まずは、TARGET frontier JVを起動してみます。最初の起動時にフォルダの指定を尋ねられる場合がありますが、新しいフォルダにデータを登録しますので、そのままEnterキーを2度押してください。起動後、まずはメニューパネルの簡易セットアップのボタンを押します。JV-Linkが正常にインストールされていれば、簡易セットアップの画面が開きます。画面のメッセージの内容を確認し、開始ボタンを押すと、簡易セットアップが開始されます。なお、簡易セットアップは、Pentium1GHz程度のマシンで30分〜4時間程度かかりますので、ある程度時間のとれるときに実行して下さい。セットアップ中に画面を最小化してコンピュータで他の作業を行なうこともできますが、その分余計に時間がかかりますので、効率的ではありません。

簡易セットアップとは、とりあえずTARGET frontier JVを利用するために、過去2年分程度のデータをインストールする作業で、これが完了していれば、出馬表を開いてある程度の予想をしたり、補正タイムの表示、オッズの取り込み、買い目の作成、IPATの投票等を行なうことができます。また、マスター系のデータと言って、競走馬・騎手・調教師・生産者・馬主・種牡馬・繁殖牝馬・レコード等のデータはほぼ全てが登録されますので、騎手の一覧からランキング、馬データの検索、血統表の表示、血統検索、系統図の表示等も全て可能になります。場合によってはこれで十分という人もいるかもしれませんね。

ということなので、マシンのスペックによっては少々時間がかかりますが、簡易セットアップだけはなるべくお早めに完了させて下さい。

また、簡易セットアップ作業は中断することも可能です。その場合、再度簡易セットアップを実行すれば、登録済みデータはスキップされますので、時間的なロスはあまり発生しません。ただし、ファイル単位でスキップしますので、巨大なファイルの途中でスキップした場合は、その分は最初からやり直すことになります。ですので、できればこの簡易セットアップくらいは一気に行なってください。

簡易セットアップ中の画面には、ファイル名や経過時間が表示されます。同一のファイルが連続して登録される場合があるかもしれませんが、それはファイルが巨大で分割されているケースですので、重複しているわけではありません。

とりあえず、簡易セットアップが完了したら、調教以外のほぼ全ての画面でデータが表示されるようになりますので、いろいろと試してみてください。種牡馬から血統表、そして血統検索なんて試していると、思わず熱中して時間を忘れてしまいますので御注意ください(笑)。

また、成績データ及び、競走馬の戦歴が過去2年分までしか表示されません。ですので、出馬表を開いたときに、馬によっては、過去の戦歴が途中からのものになります。そのような場合、画面下のメッセージ表示エリアが水色で表示されます。この状態を解消するためには、過去の全てのデータを登録するフルセットアップ作業を実行する必要があります。

セットアップ中に「ダウンロードデータエラー」や「JV-Link Readエラー」が発生し、何度やっても同じエラーが発生した場合の対処方法はこちらをご覧下さい。

 

◆通常のデータ登録

さて、簡易セットアップが完了したら、一応通常のデータ登録を実行してみて下さい。メニューパネルのデータ登録ボタンを押し、続いて開始ボタンを押すだけです。こちらは通常のデータの登録作業になり、毎週の出馬表や成績等を今後この作業で登録することになります。作業はこれだけで、坂路調教データも登録されますので、ほぼ毎日何等かのデータが登録されることになります。ですので、TARGET frontier JVを起動した直後等に実行するようにして下さい。

一番最初のデータ登録作業では、セットアップ作業からのタイムラグでデータの抜けが発生しないように、過去2週間程度のデータを重複して取得しますので、少々時間がかかります。また、その間の坂路調教データも取得します。この作業は前記スペックのマシンで数分程度で完了します。また、通常のデータ登録は、一日分で、だいたい数秒〜5分程度で完了します。

基本的には、データ登録の間隔が空いても問題ありませんが、できれば、最低でも週2回程度はデータの登録を実行しておいて下さい。一応最大で1年以内であれば間を空けても大丈夫です。それ以上間が空いてしまった場合はセットアップ作業をやり直す必要があります。

ここまで完了すれば、その日の曜日にもよりますが、直後のレースの出馬表や、特別登録データ、また先週の成績データ等も全て正常に表示されるはずです。ただし、馬データの戦歴は、まだ過去2年以内の分しか表示されていないはずです。

 

◆フルセットアップ

さて、データ登録の最後の段階がこのフルセットアップ作業です。この作業が完了すれば、全てのデータ登録が終ります。これまでの作業を含め、過去のデータを登録するセットアップという作業は、最初に1度だけ行なえば済む作業ですので、この最初で最後の難関はぜひ乗り越えてください。

なぜ難関かというと、この作業自体に非常に時間がかかるからです。前述の簡易セットアップのだいたい5倍〜8倍程度の時間がかかると思ってください。ですので、Pentium1GHz程度のマシンで、7時間〜24時間程度かかってしまいます。ですので、時間の取れるときに実行して下さい。ただし、こちらのフルセットアップ作業も中断することができますので、一気に行なう必要はありません。ある程度の時間が取れる場合は実行し、そして中断を繰り返して登録しても問題ありません。

また、現在のところ理由はわからないのですが、このセットアップ作業を何回かに分けて行った方がトータルで時間がかからないことも判明しています。ですので、以下にその最適手順を示しておきます。こちらでテストした範囲では、2〜3割の時間を節約できました。

ですので、通常であれば、最初に開始ボタンを一度押せば、あとは寝て待つだけでも完了してしまうというフルセットアップなのですが、時間を節約する場合は以下の手順をお試しください。

フルセットアップを実行すると、4つのチェックボックスが現れます。一応4つに分かれていますが、データの量からすると、レースデータが7割で、他が1割ずつといったところです。

ですが、簡易セットアップが完了していると、実はマスタデータはほぼ全て登録済みです。また、血統データも、種牡馬と繁殖牝馬はほぼ全て登録されています。残りは、通常の場合、レースデータは過去2年分、調教データは過去2週間分程度登録されているはずです。

さて、分割して行なう方法ですが、まずは2番目のマスタデータと3番目の血統データをチェックし、そして開始して下さい。これで、通常は産駒データが登録されることになります。この作業は前記のスペックのマシンで1時間程度で完了します。これが完了すると、2番目と3番目が登録済になります。

できれば、ここで一旦TARGET frontier JVを終了させてみて下さい。そして再起動して再びセットアップです。今度は、レースデータのみチェックして開始します。この作業は一晩から丸1日かかる可能性がある作業になります。もちろん中断は可能ですので、とりあえず試してみてください。開始すると、1986年のデータから登録されるはずです。画面のメッセージを見ていると分かると思いますが、1月単位で登録されていきます。これで大体の時間がわかると思ってしまうのは大きな間違いでして、実は後半になるほどデータの種類が増えていきますので、より時間がかかるようになります。

これが完了すれば、あとは調教データです。こちらも所要時間は1〜2時間程度といったところですが、特に必要なければ登録しなくてもかまいません。

上3つが完了していれば、メニューパネルからフルセットアップのボタンが消えます。再度フルセットアップ等を実行したい場合には、メインメニュー内か、またはデータ登録ボタンの横の▼内のメニューから実行して下さい。

セットアップ中に「ダウンロードデータエラー」や「JV-Link Readエラー」が発生し、何度やっても同じエラーが発生した場合の対処方法はこちらをご覧下さい。

 

◆時間をかけずにセットアップする方法

上記の方法でセットアップをしますと、やはりどうしてもかなりの時間がかかってしまいます。ですが、ターゲットのデータ付きのCD-ROMやDVD-ROMを利用しますと、セットアップ作業が通常であれば30分〜1時間程度(タイミングにもよりますが、かかっても2〜3時間)の短時間で完了します。これらのCD-ROM等には、あらかじめ、その時点までのセットアップ済みの全データが圧縮されて同梱されており、CD-ROMからターゲットをインストールした時点で、大半のデータが登録済みの状態になります。ですので、基本的にはCD-ROMからファイルをコピーし、それを解凍して展開するだけの時間しかかかりません。

この便利なデータ付きのCD-ROMやDVD-ROMは、競馬の春と秋のG1シーズン前や最中になりますと、雑誌等の付録として収録されたり(「競馬最強の法則DIGITAL」や「サラブレ」等)、あるいは、JRA-VANのサイトの方で、応募者に無料で配布されたりしますので、タイミングが合えばご利用ください。また、これらのCD-ROM等は、それが作成された日から、基本的には1年以内であればいつでも利用できますので、少し前に発行されたものでも問題ありません。雑誌等の場合には、その代金が別途かかってしまいますが、セットアップが短時で簡単にできますので、その価値は大きいと思います。また、1年以内であれば、バックアップ用としても意味を持ちますので、すでにセットアップ済みの方でも、入手された場合には、保存しておくと便利です。

 


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