TARGET Diffusion/frontier Diary


	TARGET frontier 開発日誌 TARGET frontier 開発日誌

2003.7.25

４頭立ての方は、IPATの一部のデータだけ影響を受けたようで、他は大丈夫そうです。で、バージョンアップの方ですが、ちょっと予定を変更しまして、TARGET frontierからまず公開いたします。一応今月中予定ということで、来週中に公開できればと思いますが、場合によっては、その次の週になってしまうかもしれません。BET Masterの方は、その後になりますね。

機能はここで紹介したもの以外にもいくつか追加しています。ひとつは追加機能といえるかどうかは微妙なものですが、御存知の方もいると思いますが、今年の４月からJRA-VANのデータの提供の仕方が少し変ってきていまして、まあトップページに書いてある特別登録のデータもその影響を受けて問題になったものなのですが、これと同様に、騎手と調教師のデータにも少々問題が発生していまして、その対策をしました。今のJRA-VANの登録のし方は、地方騎手は、今週騎乗する場合、金曜日に登録され月曜日には抹消されてしまうという仕様になっています。ですから、月曜日の騎手データを登録すると、地方騎手の騎手データが見られなくなってしまっています。まあ登録しなければ良いのですが、翌週に出走していないと、翌週の分を登録した場合も消えてしまいますので、無駄な抵抗ですね。TARGET frontierでは、これまでは現役データと抹消データを登録して、全体のデータにしていたのですが、今回からは通常の馬データのように更新して登録するようにしています。まあ当たり前と言えば当たり前の機能なのですが、個別のデータを見たときに、この方法だとデータ作成日が人によって違ってしまうこともありますので、横の比較がしづらいために、これまでの方法を取っていたのですが、この問題の影響が結構大きいので、改善いたしました。ちなみにTARGET MAXIMUMでは以前から更新する登録方法ですので問題ありません。で、この変更に伴い、TARGET frontierの騎手と調教師のデータのファイル名が変更になりましたので、それを他のソフト等で利用している場合は、そのソフトの動作が正常で無くなる可能性もありますので御注意ください。とりあえず、登録済みの場合は、以前のファイルは残りますので、しばらくは大丈夫だとは思いますが。また、新しいファイルはデータの仕様はそのままでファイル名だけが違っていますので、簡単に対応できると思います。

2003.7.20[7:20]

新潟１レースのIPATの単複枠連オッズが取り込めません....(涙)。原因は、単純に複勝が発売されていないために対応できていないというところです。対応はすぐにでもできますが、ただ、今から対応しても他に未完成の機能がありますから、すぐには公開できませんし、この先も多分滅多に無いと思いますので後回しにさせて下さい。そのレースの出馬表からWEB表示で単複枠連を指定すればオッズを見ることはできます。また、頭数も少ないですし、オッズ自体も少ないですから、あとは手入力とりあえず対応して下さい。BET Masterは買い目の方にだけしかオッズを入れられません。

2003.7.19

明日の新潟の１レースは４頭立てですね。一般レースの成立の最低頭数は５頭だったはずなので、確認したところ、枠順確定前に取り消したということのようです。まあ問題は、TARGET等がプログラム的に正常に動作するかどうかですね。まあ動かなくなるようなことは無いと思いますが、オッズの表示等で、４頭立てが想定されていませんので、どこかで問題が出るかもしれません。これまでも５頭立てから１頭取り消して４頭になったことは何回もありましたが、オッズや成績データは５頭分のデータが使用されますので、このような場合とはやや違う現象が発生してしまう可能性があるということです。で、馬券の方は３連複は売るようですが、買い目は４通りしかありません。この場合は、４頭中３頭選択ですから、別名ビリ当て馬券ということになりますね。枠連は６通りで、馬単が12通りで、単勝も４通り。馬連とワイドはもちろん発売されませんが、複勝も発売されません。ということで、馬券の難易度は、単勝＝３連複＜枠連＜馬単、となります。

ちょっと検索したところ、複勝が発売されないのは10年ぶりですね。と、確認している間にもバグがひとつ見つかってしまいました。成績画面で単勝の馬番が表示されていません。次のバージョンまでに訂正しておきます。まあ10年ぶりのデータなので許してください。検索等は今のところ大丈夫ですので。あとは、そうですね、もしこの内２頭が除外や競走中止になったりすると３連複が成立しなくなるので、その場合の処理は作成していないので死にますね。というよりはJRA-VANも対応していなかったと思いますので、もっと別の次元でいろいろと問題になるかもしれません。まあ多分オッズを見たらどの馬券も全く買えないと思いますので、買う可能性は低いとは思いますが、折角だから記念に参加だけはしておきますか。

2003.7.18

現在は買い目の読み込みの部分の開発に力を入れているはずなのですが、この間に他の機能もかなり追加されています。というのも、以前から書いてますように、IPAT関係は週末にしかテストできず、週の半ば辺りからは時間的には少々余裕が出来たりしますので、そこでいろいろと作成しています。テストせずにIPAT関係の開発を進めてもいいのですが、その場合、バグが出ると余計に時間がかかってしまいますので、まあこの方法がベストかと思っています。

というわけで、最近では、戦歴・レース検索の場所別集計画面に「表開催」と「裏開催」という集計項目を追加しました。前走場所別集計画面にも同様に。現状でも「中央開催」と「ローカル開催」という項目がありますが、これは単に場所を基準に東西主場の４場を中央開催として、他をローカル開催として集計したものです。で、今回追加した「表開催」と「裏開催」というのは、東開催であれば、東京や中山というメインの開催に引き続いて行われている新潟や福島の開催を「表開催」とし、逆に東京や中山の裏で同時に行われている開催を「裏開催」と区分しています。もちろん東京や中山も表開催に含まれています。西であれば、中京や小倉が「表開催」だったり「裏開催」だったりします。また現在の函館や札幌も一応「裏開催」に含めました。これは少々判断が微妙なところですが、まあ右クリックで削れますから、細かいところはデータによって調整するということで。加えるより削る方が簡単ですし。

で、この区分に何の意味があるかというと、そもそも裏開催というのは、主場の裏で行われているために、競馬番組的には下級条件のレースが多くなっていまして、例えば同じ福島開催でも、番組構成的には先週までの表開催と、春や秋の裏開催とでは全く内容が違うわけです。ですから、集計時には分けて集計したり除外したりしたいということもありますので、それが可能なように新たに集計項目を作成したわけです。ですので、前述のように函館と札幌は微妙だったりします。また、下級条件のレースが多いということであれば、そこに参戦する騎手もまたレベルがひとつ落ちると判断することもできるわけで、ある騎手が福島や新潟が得意だとしても、それが表なのか裏なのかがわかっているのとそうでないのとではデータを生かす効率が格段に違ってくるからです。で、今週の競馬最強の法則のWEBの方にはこのデータを少し紹介してみました。ローカル得意と言われている中舘騎手ですが、その成績のほとんどは裏開催のもので、実は今週騎乗する新潟開催は、新装新潟の表開催としては初の参加だったりします。新潟競馬場は以前よりも直線が長くなってしまい、中舘騎手向きではないかもしれませんが、内回りやダートコースもありますので、これまでの成績も連対率23%をキープしています。しかし、これは全て裏開催でのもので、今回が初となる表開催での新潟の成績がどうなるかは注目です。

まあどうしてこのデータを出そうかと思ったのかというと、表開催の新潟と裏開催の新潟では、関西馬の参戦数が全く違うからです。表の新潟では、関西馬は全体の8.5%ですが、裏の新潟では41.3%もいたりします。ですから、新潟競馬での関西馬の成績を分析すると言っても、これをまとめてするか区別してするかでは全く違うデータが出てしまうわけです。当たり前ですよね。

この集計項目は以前からも考えてはいたのですが、実はある開催が表なのか裏なのかをプログラムで自動的に判定するのが結構難しい場合がありまして、それで断念していました。ですが、ちょっといいアイデアが思いつきましたので、今回実現できたわけですが、一応過去数年分のデータで確認したところ、判定を間違うことは無かったので、多分今後も大丈夫だと思います。まあ裏開催が存在するのは基本的には３場開催のときのみなのですが、難しいのは、１場が中止になったり延期になったりした場合の、その残りの開催やその延期された開催の判定だったりします。同時に競馬場改修等で代替開催があって、場所が通常のローテーションとは違う場の場合もありますし、２日連続で延期になったというケースもありますので、その判定は結構アナログ的な思考によると思っていたのですが、ある方法で実現できた次第です。

以前にも少し書きましたが、例えば新人騎手の勝利数を考える場合でも、表開催と裏開催では乗れる馬や相手馬の質も違いますし、騎手全体のレベルも違うはずですから、表開催でよりよい成績をあげている方が評価できるわけです。表裏の違いは、データをいろいろと出してみると、結構面白いものがでますので、次回のバージョンアップ時にはみなさんも試してみてください。

2003.7.12

予想を控えるとなると、書く事があまりなかったりしますね。まあ現在は次のバージョンの開発の最終段階で、それについてちょっと書いておきます。

大きな機能追加としては、もう何回も書いていますように、買い目の読み込み機能ですね。まずはBET Masterから公開しますが、読み込むときに一度別画面に取り込むのですが、同一開催日であれば、複数レースの一括取り込みが可能で、その画面内で、各目にオッズの読み込み、ソート、出力、的中判定、収支の計算、IPAT投票、金額の入力と、かなりのことができますから、これだけでもひとつのプログラムとして成立してしまいます。つまり、テキスト等に書かれた買い目を読み込んで、そのままIPATで投票したり、別のフォーマットで書き出したり、的中の判定や収支の計算ができてしまうわけで、現在のBET Masterのように、個人の買い目の管理というような使い方以外の使い方も並行して行えるわけです。逆に言えば、この機能だけ使うという使い方もありですね。というように、プログラムひとつを新しく作成しているような機能ですから、開発時間が結構取られています(実はまだ終ってませんが…)。と、まずはこんな機能が追加されます。もちろん、ここから買い目の取り込みも可能で、逆にTARGETやBET Masterに買い目として入力したデータも一日分をまとめて(もちろんレースの指定も可)ここに読み出すことができますので、複数レースの一括投票や51点以上の投票も同時に可能になります。非常に多機能な買い目のバッファという感じでしょうか。

他では、BET Masterと共通の機能では、オッズのテキスト出力を追加しました。こちらは各人気順等を中心に、整形テキストとCSV形式を各5種類ほど。あとは以前紹介したレーシングビュワーへのリンクですね。また、TARGET単独の機能としては、POG用として、母名リストによる産駒の一括検索ができるようになります。これで、馬名未決定馬の検索が簡単にできるようになります。

他にも少々ありますが、大きなところは、こんなところですね。公開までもうしばらくお待ちください。

2003.7.11

このところどうも予想の方の調子が悪いようで、スランプ気味です。ただ、期待値を重視した予想ですから、なるべく多くの試行回数を行って収束させて結果を出すことが基本ですから、まあ好不調はあるわけでして、スランプ気味でも大きくはスタンスを変えることは考えていません。スタンスまで変えてしまうと、本当のスランプになる可能性も高いですので。もちろん若干の修正はしますが、これまでもずっと使い続けてきた方法ですし、継続は力なりを信じてこのまま続けていくつもりです。ただ、ここで公開していると、迷惑をかけてしまう方もおられると思いますので、予想の方は、調子が上向くまでは控えめにしたいと思いますのでご了承下さい。まあプログラムの方が一段落すれば予想の方にも力が入れられますので、今週もとりあえずプログラム優先で行きます。

そのプログラムの方ですが、目処が立ちましたので、今月中には間違いなく出せると思います。BET Masterからになりますね。TARGET frontierはテスト版で出します。もうしばらくお待ちください。

それからJRA-VANの新仕様のJRA-VAN Data Lab.の開始も半年ほど遅れるようですから、そちらはむしろ時間が取れましたので、スケジュール的には楽になりました。ただ、４月開始だと、その後すぐに３連単の開始とになりますし、またデータもしばらくは旧仕様と併用で提供されるとのことですから、TARGETの新仕様対応版は３連単と同時あたりになるかもしれません。まあ今回の遅れもデータ提供等の問題らしいので、正式に提供が開始されても何か問題が発生したりすると二度手間どころか三度四度手間になりそうですし、コンテストに参加するわけでもありませんので、あせらずじっくり対応したいと思っています。

2003.7.5

本日はネタも無いので予想を少し。福島９Ｒは芝の2600mですので、３歳馬より古馬、牝馬より牡馬が有利な条件です。ですが、３歳牝馬のチョウカイチェリーもかなり人気になりそうですし、有力どころは３歳馬や牝馬が多いので少々面白そうです。データを基本として予想する場合、常に注意したいことは、○○が不利という条件でも、○○が全く来ないということは無いということですね。これは過去のデータ的に100%来ていない条件でもあてはまります。それは競馬は相対的な着順を争う競技だからです。つまり、相手が弱ければ、どんなに不利な条件でも来る可能性はあるということですね。これはその馬の能力と、データ等から推定される適性との評価のバランスをどうとるかという結構難しい問題です。能力だけ、適性だけでの判断も難しいのに、能力＋適性で各馬の序列を考えないとならないわけですからね。ただ、これにオッズや人気という要素を加え、期待値的に考えれば、まあそれほど細かく考えなくても取捨はしやすくなるのは事実です。例えば銘柄不明のワインが並んでいて、試飲して正確な序列を決めるのは難しいかもしれませんが、それぞれに値段が付いており、その値段を見て買うかどうかを決める方が易しい場合があるということです。場合によってはとても安い値段や高い値段がついていたりすることもあるからで、そういう場合は内容の評価をするまでもなく簡単に取捨できるからですね。というわけで、このレースでも３歳馬や牝馬が不利といっても、他に買える古馬の牡馬がいなければ、必然的にこれらの馬も買わざるを得ず、その場合はオッズが重要になりそうです。もちろん、そういう場合でも、できれば軸は古馬の牡馬にしたいので、軸はジェイケイテイオーですね。まあ相手筆頭もファヴォリートにしておきます。あと買うとしたら３歳馬か牝馬なので、これらはオッズを見て決めることにします。

全く同じポイントで、阪神９Ｒも面白そうですね。こちらも頭数は少ないながら３歳馬や牝馬も人気になりそうです。というわけで、軸はアクトナチュラリーです。ただこちらのニシオノーブルは、距離も問題ありませんし降級ですから、外すと馬券も外れてしまいそうですので、相手として買います。あとは同上ということで。

最後にもうひとつ面白そうなのは阪神の８Ｒですね。以前にも少し書きましたが、阪神のダートの1400mと1200mは全く異質なレースと言えますので、同開催内等でも、この距離変りの馬は狙って美味しい場合があります。基本は、1400mの方が、外有利・逃げ不利ということですね。1200mは全くこの逆ですから。ですので、ここはリモンチェロ、テイエムハートオー、ビッグペイオフあたりを狙ってみたいですね。特にリモンチェロは前の阪神開催で1400mを内から逃げて４着と２着に粘っており、今回も先手を取れるのであれば、絶好の枠ですから、狙ってみたいです。３歳馬ですが、短距離では古馬との差は少ないので、降級馬が何頭かいますが、先手さえ取れれば十分勝負になると思います。まあ馬単の頭タイプかもしれませんが。ただ、最内が武豊というのがちょっといやだったりしますが。本日はこんなところで。

2003.7.4

明日も買い目の読み込み機能と、それに伴った一括投票機能、51点以上等の投票の開発＆テスト＆デバッグしてます。買い目読み込みの機能の方がちょっと凝りすぎかもしれません…。ここまでやっても誰が使うんだろう状態です。あと、これとは別に、JRAレーシングビュワーの映像データへのリンクもサポートする予定です。ただ、データへの直接のリンクは禁止されているようですので、ソフトでダイレクトにはサポートできないわけですが…。まあ、映像データは有料ですから、リンクしたところで膨大な負荷がかかるということは無いとは思いますし、リンクすることで会員が増える可能性の方も高いと思いますので、提供元のデメリットはほとんど無いはずなんですけどね。完全にJRAとは別の会社であれば避けますが、JRAの関連会社ですし、データの供給の安定性も見込めますのでなんとかサポートしたいところです。で、個人的な判断ですが、現在のインターネットリンクの機能を拡張してサポートするというか、リンクできるようにし、ユーザーの指定で直接リンクが可能な状態を作り出します。現在のインターネットリンクは馬のデータからのリンクですが、新しくレース用を作成し、URLの指定に内部変数を使えるようにして、リンクアドレスを生成できるようにするという方法です。

まあここまでして実現したいのも、やはり便利だからですね。TARGETの出馬表や成績画面から直接レースの映像を呼び出せるわけでして、レースの内容の詳細を思い出すのには一番です。これは開発当初からいつか実現できればと思っていた機能のひとつですからね、なんとか実現したいわけです。実は少し前から何件かこのリクエストをいただいていましたし、のびたさんのメーリングリストでも話題になっていましたので、すぐにでも実現しようかと思っていたのですが、直接リンク禁止の件で止まっていたわけです。ですが、この方法を思いつきましたので、次回のバージョンには搭載できると思います。また、のびたさんのメーリングリストでの蛸坊主さんとリーチ一発さんのやりとりはとても参考になりました。お二人には感謝です。蛸坊主さんはホームページの方でも、すでに外部ファイルを利用したリンク方法を公開していただいているのですが、やはり手順が少々面倒なようですので、多くの方に利用していただくにはこの方法を実現した方が良いですからね。BET Masterにも載せますが、こちらは基本的には出馬表しかありませんので、そこからしか見ることが出来ませんが。両方とも公開は買い目の取り込み機能が完成してからになりますので、もうしばらくお待ちください。