TARGET frontier 開発日誌
TARGET frontier 開発日誌
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2004.2.28
血統関係のデータをいじっているキリが無いですね。機能はついにサイアーラインや牝系の展開まで行き着きました。両方同時というか複合も可能ですので、例えばある血が何代目かまでに入っている馬を探すなんてこともできます。現状では種牡馬・繁殖牝馬内でのみ検索が可能ですが、今後は産駒も全て対象にする予定です。登録されている繁殖牝馬のデータは現時点で10万頭以上いますが、シービスケット(Seabiscuit)の血が入っている馬は72頭いました。なんていうミーハーなこともわかるわけですが、実用的な利用方法としては、例えばMr.Prospectorを検索して、サイアーラインを展開すれば、その直系の種牡馬は全て一度に検索できますので、まとめてミスプロ系として一回で全馬をチェック種牡馬に登録ができたりします。とても便利です。ちなみに該当した種牡馬は本馬を含めて229頭。調子に乗ってNorthern Dancerを展開したらえらいことになってしまいました。種牡馬は現在全部で10711頭登録されているのですが、そのほぼ8%に当たる858頭がNorthern Dacnerの直系として検索されています。直系以外を含めたら、ほんど占めてしまうのではないでしょうか。ただ、その検索は諸事情でちょっと怖くてまだやっていません。機能的にはもう十分可能なんですが…。2004.2.27
今週も機能をいくつも追加していますが、戦歴・レース検索では、集計項目を一気に8つほど増やしました。特に今回のデータ仕様の変更とは関係なかったりもしますが、以前からの課題だったことをこの機会にまとめてやってみたというところです。現バージョンでも出馬表からそのレースに騎乗する全騎手をグループとして一括して戦歴を見られるうにはなっていますが、まずはこの機能の利用範囲を広げるために、現在の騎手・調教師の一覧画面を改良し、チェック騎手・調教師の色別のタブ(ちなみに色はあと3色増えて計6色になります)を作ったり、新人騎手や2年目の騎手というようなタブも作り、それぞれから該当者全員を一括して戦歴をたどれるようになっています。同時にマーク機能も作り、マークした人だけをまとめてたどることも可能にしました。で、戦歴画面の方ですが、まずはこのチェック色別の集計、そしてチェック色グループ間での乗り替り別の集計が可能になっています。また現在の前走騎手別の集計も前走と今回の騎手二人をキーにしたものも新しく作りましたので、複数人数の騎手の戦歴データの場合でも、1回で全パターンが集計できます。2004.2.21
Data Labですが、ダウンロードとか登録が簡単になるのは、その部分をJRA-VANのJV-Linkというソフトに頼るからなのですが、逆に言うと、その部分は思いっきり他のソフトに依存しているわけですから、こちらではどうしようもない部分でもあります。ですので、セットアップの改善はやはり手ごわいです。まあセットアップはそう何回もやる作業ではありませんし、基本的にかかるのは時間だけですし、分割してもできるようにはなっていますので、妥協してもいいレベルではあるんですが…。2004.2.20
JRA-VANの新サービスのData Labのページが公開されていましたので、ここからもリンクしておきます(http://www.jra-van.ne.jp/pr/datalab/)。スタートアップCD-ROMにはTARGETも収録されるのか…、って今作っているところなんですが…(笑)。料金はデータの内容を考えれば、確かに今までよりかなり安くなっていますね。まあソフトやデータの導入も確かに大幅に簡単になるわけですが、初期データのセットアップに時間が…。ここで、悲しいお知らせです。Pentium1GHz程度のマシンでの初期セットアップですが、16時間くらいはかかりそうです。確かにほとんどボタンひとつでセットアップできるので、初心者にも優しいわけですが、これはハードルが高いのか低いのか判断が難しいところです。もちろん時間短縮のために現在も鋭意改善中なのですが、データを全てスルーしてテストした場合(データの要求だけして受け取ったデータに対しては登録もなにもしなかった場合)でも、4時間くらいかかっていますので、これ以上速くなる可能性は無いわけですが。ここに各データの処理が入りますので、まあやはり最低でも8時間はかかるでしょうね。なんせデータが膨大すぎます。全部で200万件以上もあります。セットアップについては、当面必要なレース関係のデータと馬のデータの2つ、そして必要に応じて坂路調教のデータと血統関係のデータと、4つに分けて登録できるようにする予定ですので、連続16時間とかは避けられます。また、セットアップしなくてもその週のデータの登録だけで一応現在の出馬表程度は見られるようにもする予定ですので、まあ何回かに分けて登録すれば、それほどストレスは無いかと思います。ただ、ある程度のマシンのスペックは要求されますので、その点は移行後に後悔の無い様にお願いします。後からでは多分マシンの買い換え以外の選択肢がありませんので。2004.2.14
東京のダートですが、内有利・前有利という以前の傾向はこのところはほとんど消えている印象です。特に上のクラスでは逆に前はむしろつらいですね。現状では、昨年の新東京コースというよりは以前の東京のイメージの方が近いと思います。ただ、今は冬ですので、凍結防止剤や実際の凍結の影響もあると思いますので、まだ元に戻ったとも断定はできないと思います。まあどのケースにしろまだまだデータ不足というところですか。2004.2.13
Data Lab版ですが、新しく追加されるデータの表示関係はほぼ終りました。ただ、それらの画面が他の画面からリンクされることが多いのと、そらにはそれらの画面から他の画面に行くこともかなり多いので、現在リンクを貼る作業だけで大変な量になっています。先日の血統表画面だけでも、馬名や種牡馬名が表示されているところからはほぼ直接開けますし、また、血統表画面の方からもその馬の馬データや産駒一覧、兄弟馬検索等いろいろとリンクされています。今回からインデックスの持ち方を変更しましたので、現在の産駒検索や兄弟馬、馬主の所有馬検索、生産者の生産馬検索という作業の時間がほぼかからなくなっていますので、どこからでも簡単に表示できるようになっています。これがまたリンクを増やす原因になってますね。他にも、馬名未登録馬のデータが表示できるようになっていますが、この一覧も検索が可能で、つまり、ある種牡馬から産駒を検索する場合、登録馬だけなのか未登録馬も含めるのかという選択肢も出てくるわけです。兄弟馬を検索する場合も同様ですね。2004.2.7
プログラムの方ですが、登録の処理や新しく機能を結構追加したりしていますが、今回はそれと同時に不必要な処理もかなり発生しますので、削る部分も多く、プログラムサイズ的にはむしろわずかですが縮小していたりします。JRA-VANデータの解凍・登録の部分はほぼ無くなりますし、更新処理も必要なくなります。これがかなり大きいですね。あとは抹消馬の処理も無くなります。ただこの先はまだまだ機能の追加もありますので、最終的にはサイズが大きくなるとは思います。2004.2.6
開発に没頭している昨今ですが、速度改善のために何回かのインデックスの作り直しがありつつも、大きなトラブルも無く思ったよりも順調に進んでいまして、すでにほとんどの機能が見た目は正常に動作しています。あとひとつ問題が残っていたりするのですが、これも一応目処は立っていますので、サービス開始には楽に間に合いそうです。まあ早く完成したところで何の意味ありませんが、TARGETの場合、画面も機能も量がかなり多く、それぞれの機能が枝葉のように分かれているわけではなく、お互いに絡み合っていますので、末端からバグを潰していったとしても、思わぬところで問題が出たりすることもありますので、デバッグには時間がかかってしまいます。あとは、新しく追加されたデータも多く、それらの対応は無用のトラブルを避けるために、最初のバージョンを公開して安定してから行なおうかとも思ったのですが、せっかくデータが提供されているのですから、やはりある程度は利用できないと意味がありませんし、新しいデータの魅力もわからないと思いますので、とりあえず簡単な表示関係を現在作っています。