TARGET frontier 開発日誌
TARGET frontier 開発日誌




2004.3.27

グリーンチャンネルのオールナイトは、本日はドバイのためという感じになってますね。ただ、もともと本日から深夜放送をする予定だったようで、この先も土曜日はオールナイトのようです。

夜間投票の方ですが、今のところ特に問題は無いようですが、BET Masterの方で、前日中にIPATでの開催情報更新をするとエラーが出ますね。まあ通常はJRAのサイトからなので、利用上での影響はありませんが、こちらは修正しておきます。また、その他の部分も少々修正して、BET Masterの方はVer1.31を来週中にでも登録します。特に大きな機能追加はありません。一応追加した機能は画面関係でタブを消したりレースタイトル等を1行表示にしたりしてオッズや買い目画面のエリアを広く出来るように指定できる機能や、チェック馬設定画面からのインターネットリンク機能等ですね。あとは、データの一覧性を向上させるために、一部フォントを変更したりしています。その次のバージョンアップあたりでこちらもData Lab対応をする予定ですが、基本的には速報データだけです。BET Masterの方はデータコストがかからないというのが売りのひとつなわけでして、あえてBET MasterのためだけにData Labを利用する人はまずいないとは思いますが、TARGET等との併用のケースがありますので対応する予定です。ただ、そういう事情なので、サービス開始即対応ということにはしていません。また、上記のように基本的には必要ない機能かもしれませんので、もしかしたらプログラムを用途別に2つに分けるかもしれません。

また、TARGET MAXIMUMの方ですが、こちらに関しては、KOLとのデータの共用が前提になっている関係上、現状程度のデータはまだ共有できる範囲なのですが、データの提供システムが全く違ってきてしまいましたので、今回公開するTARGET frontierのようにData Labの性能を最大限引き出すような対応はまず難しいです。データも血統関係だけでなく馬主や生産者もコード化されていますので、共有データにするのはちょっと困難ですね。こちらは現状が限界だと思います。また、速報データ等には多分対応できると思いますので、こちらはやる予定です。ということで、Data Labに対応した場合でも、新しいデータへの対応はできない可能性が高いです。また、Data Labのデータに対応する時期もまだ未定です。

もしTARGET frontierに移行される場合、ソフトウェアの登録は新たに必要になりますが、個人のデータについては、一部を除いてそのまま移行可能です。移行できないのは、馬コメントだけで、チェック馬、チェック馬コメント、チェック種牡馬、買い目、レース印、馬印、レースコメント、予想コメント、結果コメント等は全て移行可能です。また、過去の競馬のデータにつきましては、Data Labでデータをセットアップすることで、全て揃いますので、それまでのデータは必要なくなります。




2004.3.26

IPAT馬券道場ですが、今回も投票し忘れがありつつも、なんとか最終日阪神8レースの小牧騎手騎乗のインパルスシチーの時点でクリアできました。一応これで2段です。このレースは他に馬券は買っていませんでしたが、ハナ差でなかなか興奮させていただきました。200円でこのスリルを味わえるのはやはりゲームとしては中々面白いです。ですが、やはり今回も以前と同じ感想で、継続することが一番難しいですね。それが最後の面白さを台無しにしてかもしれないことが少々もったいないという印象です。その部分が改善されれば、もう少し参加しやすくなるはずなので、参加人数も増えるのではないかと思います。最大参加レース数をフルの40レースではなく、30レースに限定するだけでも良いと思いますが。ただ、今週からは日曜日は前日発売というか夜間投票が可能になりますので、多分この馬券道場も投票できると思いますので、少なくとも日曜日分は投票しやすくなりますね。ということで、一応3開催連続100%行きましたし、3段で初めて認定ピンバッジをもらえるそうなのでもう少し継続してみます。というか夜間投票のテストもいろいろとしないとならないですし。

で、4月6日が近づいていますが、今週の懸案はやはりその夜間投票ですね。もちろんIPATのデザイン等が大きく変更されていたら即死する可能性が高いのは当然なのですが、それ以外でもとりあえず日付をまたぐ部分が気になりますね。IPAT投票とオッズの取得の両方が対象になりますので、何かあるかもしれません。また、現在作成中のData Labでも速報オッズが夜間も取得できるようなので、そちらもテストしないとならなそうです。同時に時系列オッズも連続して日付をまたぎますので、こちらもチェックする必要がありそうです。

これで、日曜日分に関しては、全レースのオッズが前日夜から提供されることになりますので、オッズに関する部分については競馬のスタイルか変わるかもしれませんね。もちろん投票総数の少ない段階でのオッズですから信頼度は低いですが、逆に異常投票は目立ちますので、そちらの方面に興味のある方は時系列オッズを見るのも面白くなるのかもしれません。Data Labであれば、時系列オッズも同一料金内でいくらでも取れますので、時系列オッズデータの利用者も増えそうです。

まだ実際のデータを見たわけでは無いので、なんとも言えませんが、もし深夜とかにこのオッズデータを利用して予想をしようとするのであれば、少なくと単勝オッズに関しては、オッズ画面の単勝人気順内にある馬単総流しの合成オッズを見た方がより最終オッズに近いはずですので、単勝オッズや人気順に関しては、こちらを重視して判断した方が良いと思います。残念ながら馬単の時系列オッズはありませんので、この時点での券種ごとの票数の規模比がわからないかもしれませんが、規模の比がわかれば、合成オッズの原理を利用して、より信頼度の高い各券種の推定オッズを生成することもできるようになるかもしれません。これまでは前日オッズは重賞のみだったり、また朝早いうちのオッズも短時間しか利用されない部類のものですから、じっくりと利用されるという機会は少なかったわけでして、今回のよう前日からのオッズが一晩中利用できるということになれば、その利用用途も広がるでしょうし、その分重要度も増して行くと思います。ですので、その票数規模の小さい内での不完全なオッズからより最終オッズに近い信頼度の高いオッズを生成するという機能も必要になるのかもしれません。技術的には問題なく可能ですので、こちらも需要に合せて今後どうするかを検討してみます。

そういえば、グリーンチャンネルも土曜日はオールナイトになるようで。深夜の馬券検討のお供にということなのかもしれませんが、そのまま見続けて投票せずに寝過ごしてしまったら意味ないですね。もちろん放送しないよりはしてくれた方がありがたいですが。




2004.3.20

新しいデータの追加や、データベースの構造が若干変更される関係上、これまでに利用できていた機能の中にも、新バージョンで利用できなくなる機能もあります。ただ、それらの中には、今後別の方法で対応できるものもありますので、そちらに関しては、次のバージョンの公開以降にどうするかを検討することになります。

今のところ、まずできないのは、出馬表分析からの競走馬データの出力機能ですね。もともと出馬表自体がJRA-VANのファイル形式そのままでしたので、このデータと合せてC,Dコースでも「出馬表+競走馬」を生成するというのがこの機能の目的でしたが、コースという概念は無くなって全て同一になりますし、Data Labに加入すれば、全員が同じデータを取得することになりますので、この機能自体が不必要になります。生成したデータの他のソフトへの流用に関しては、「出馬表」そのものがすでに違っていますので、競走馬データだけ生成しても意味がありません。また、今後は消え去る仕様ですし、他に優先すべきことが多数ありますので、後ろ向きな機能はやめたいと思います。

それから、成績データが一新されることで、付加タイムが現状ではありません。こちらは今後、要望があれば検討しようかと思っています。ただ、その場合でも過去のデータの付加タイムを引き継ぐのは少々難しいかもしれません。

あとは、海外成績データの入力機能がありません。これは、一応JRA-VANのデータとして提供されていますので、とりあえずこの機能を外しました。ただ、JRA-VANのデータは内容はほとんどありませんので、今後どうするかは検討いたしますが、データの方は今後改善されるかもしれませんし、その場合に上書きすべきかどうか悩んでしまいますので、今のところは非対応です。

出馬表の修正機能が今のところありません。当日の開催情報である程度の変更データが提供されますので、それで自動的に対応したいと思っているのですが、その変更情報の範囲が今のところ完全ではなく、一部提供されていないものもありますので、やはり手動での訂正機能も作らないとならないかと思っていますが、こちらもデータが追加されたり改善されるかもしれませんので、少々様子見です。また、出馬表自体が成績確定後は成績データに置き換わり、その時点で修正する必要は無くりますので、とりあえず後回しにしています。こちらは近い内に対応すると思います。

それから、IPATやJRAホームページからの情報取得機能も無くなります。これはJRA-VANに登録するソフトには、この機能を付けないことが規約になったようなので、それに対応してです。ちなみにこの理由で現在のTARGET frontierはJRA-VANに登録されていません。まあData Labの速報オッズや速報成績の方が速いですし、使いやすいのは間違いありませんので、IPATからの取得機能自体が付いていたとしても使わないと思いますので、この規約自体今後はあまり意味が無いような気もしますが。プログラミングもサポートもIPATの方が断然に大変ですので。ただ、やはりデータソースの保険としてや、また通信環境によってはData Labが使えない場合もあるかもしれませんので、そのような場合はオッズ取得のみBET Masterを利用していただければ、ダウンロードしたオッズや成績の読み込みは可能です。BET Masterの場合、データの取得は試用でも完全にできます。

その他で無くした機能、「出馬表分割機能」、「出馬表合成機能」、「MS-DOS版PATオッズの読込機能」あたりですが、このあたりは使っている人はいないと思いますので説明は省略します。

さて、来週はいよいよ夜間投票の開始ですので、とりあえずはそのテストですね。投票とオッズの取得の両方が変更されるわけですから、TARGET及びBET Masterでトラブルが発生する可能性は結構あるかもしれません。その場合、もちろんなるべく早いうちに対応したいと思っています。前日の夜から日曜日の全レースのオッズが出るというのもなかなか楽しそうですが。




2004.3.19

今回のバージョンアップというかData Labへの対応版では、基本的にはTARGET frontierを大幅に改造するということではなくて、Data Labの新しいデータやそのデータ提供システムを生かすための機能追加をしているわけでして、他の部分に関してはやや機能が追加されている程度だと思ってください。ですので、一番大幅に機能が追加されるのは、これまでにほとんど機能が無かった血統関係になるわけです。坂路調教データも新しいですが、こちらはデータの内容として、まだまだな部分がありますので、まあその程度という感じで扱っています。

血統関係については、これまでここに何回も書いていますように、血統表画面は様々な画面からリンクしていますし、またそこからも何種類もの検索ができます。それとは別に血統検索機能もあり、こちらでは多様な系統検索が可能になってます。このように、血統関係の機能はデータベースの中の位置づけとしても重要な位置になりましたので、根幹になる部分を新しく追加するわけですから、全体的にも大きく改造されているという感じになってますね。で、その系統検索ですが、実質的にまだ公開していないのでここに書いてもあまり意味がありませんが、例えばビューチフルドリーマーという有名な繁殖牝馬のファミリーライン(牝系)を全て展開すると、現状では1540頭いるのですが、繁殖牝馬は種牡馬の10倍の頭数がいる関係上、これを全て展開するのにこれまでは30分近くかかっていたのですが、アルゴリズムの大幅な見直しで数十秒で展開することが可能になってます。まあ最初のアルゴリズムがタコだっただけだという話もありますが…。ですので、多分もうどんな系統でも全て展開することは可能かと思います。牡はもともと全頭でも1万頭ですが、そのほとんどの8240頭を占める三大始祖のひとつのDARLEY ARABIANの系統を展開する場合でも展開自体は数秒で完了します。ただ、頭数が多いだけに、その後のツリーを作るのにこちらは少々時間がかかっていますが、その部分もまた近い内に改善したいと思ってます。で、簡単な形式ですが、系統図のテキスト出力もサポートできましたので、いろいろと楽しめると思います。残り2つのGODOLPHIN ARABIANとBYERLEY TURKは頭数もそれほど多くないので、すぐに展開でき、以前にも書きましたが、そのまま全馬をそれぞれ別のチェック種牡馬として一括して登録すれば、残りは基本的にDARLEY ARABIANですので、血統表内の牡系の系列はすぐにわかるようになりますね。ここまで作業しても1GHzのマシンで2〜3分程度しかかかりません。便利になったものです。





2004.3.12

先日は悲しいお知らせをしましたが、今回は朗報です。というかもう訳がわからなくなりました。セットアップにあまりにも時間がかかるので、とりあえずインストール後すぐに予想に使うため用に、過去2年分程度の必要なデータを登録する「簡易セットアップ機能」を作ったのですが、それでも3時間程度かかるわけです。ただ、3時間であればまあ気合を入れずにセットアップできる範囲内ということで妥協しました。そして、他のマシンでもチェックしようと、Pentium3 1GHzのWindows2000 Pro(384M)でテストしたのですが、なんとこの簡易セットアップをたったの30分で完了してしまうんですよ、これが。もうビックリです。6分の1ですよ。でもちろん調子に乗ってフルセットアップの方もテストしたら、なんと7時間弱で完了してしまうじゃあ〜りませんか。Windows XP Pro Pentium4 2.6GHz(512M)でも9時間かかっていたので、1GHzのマシンなら18時間程度も当然だと思っていたのですが、そんなことは無かったということですね。で、なんで今回好タイムが出たのかがよくわかっていません。まあ6分の1なんてCPUの差じゃ出るわけ無いので、多分一番可能性が高いのはやはりOSでしょうか。Windows XPが使えないOSということかもしれません。だとしたら、現状でプログラムの方で速度改善の努力してもXP上ではあまり効果が無いのかもしれません。まあ、セットアップは時間がかかる作業ですから、それだけのためにOSを入れ替えてまで何回もテストするわけにはいきませんので、OSの差なのか他に原因があるのかは不明のままです。ということで現時点では、セットアップにどのくらい時間がかかるのかは「やってみないとわからない」という結論になってます。まあ一応セットアップの選択肢を増やしていますので、時間がかかる場合でもなんとかはなるとは思いますのでこれで御容赦を。というわけで、確定したわけではありませんが、Windows2000をご利用の方、おめでとうございます。寝ている間だけでほぼ完了します。

本日のスポーツ誌には、シービスケットの血を引くということで、2歳馬のタニノビスケットの話題が載ってましたね。先日も確か少し書きましたが、現在ではこんな感じで血統検索ができます。この画面は、まず「Seabiscuit」で種牡馬を検索して、その後に産駒を全て展開したものです。もちろん1画面では全て表示はできませんが、頭数は合計で79頭見つかっています。これは種牡馬と繁殖牝馬の頭数で、この時点で通常の産駒はまだ含まれていません。このようにラインの展開を行なうと、画面の右側には系統図がツリー表示されます。今度搭載するこの血統検索は、種牡馬や繁殖牝馬を検索して、そこからさらに産駒の種牡馬や繁殖牝馬を一気に展開できまので、サイアーラインや牝系の検索が簡単にできます。双方を同時に展開すると、このように、その血を含む繁殖馬が全てリストアップできます。もちろん表示している全馬の血統表はもちろん、兄弟馬や産駒一覧も可能で、3代始祖から昨日登録された馬名の無い1歳馬まで、全てがつながったライン上で扱えますので、データ検索をしていても、血統のロマンを感じてしまいますね。右の系統図の方はまだまだ開発中で、今後、もう少し見やすくなる予定です。ということで、公開まであと1ヶ月切りましたので、そろそろ仕上げにかかります。




2004.3.5

すいません、今週も開発なわけですが、時間的にかなりハードな状態ですので、本日及び明日の日誌はパスさせて下さい。





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